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「靴がダサい」ビジネスマンに欠けた意外な視点 「とりあえず黒い革靴ならばOK」という誤解

東洋経済オンライン / 2024年4月15日 11時30分

(写真:elise/PIXTA)

スニーカー通勤の定着により、これまで以上に「靴に違和感がある人」が増えています。

【画像を全部見る】色では判断できない「通勤スニーカーの基準」

「足元を見る」の語源からも、ビジネスシーンにおける靴の重要性は周知のとおり。建前では取り繕えない情報が足元にあることを、感覚的に理解している方も多いのでは。

そして4月は、オフィス来客の顔ぶれも変わるため、たとえ営業職ではなかったとしても、普段以上に「靴を見られている」と考えておきたいのです。「足元の印象で失敗しない」ポイントについて、のべ5308人のビジネスマンの買い物に同行してきた服のコンサルタントがお伝えします。

「靴だけ、印象が浮いてしまう」状態にハマるワケ

「靴だけ浮いてしまう」という違和感を抱いた経験はありませんか。通勤スニーカーのみならず、革靴でさえも「足元が悪目立ち」というケースを見かけます。たとえば「ダークカラーのスラックスに茶の革靴」という組み合わせでは、視線が足元に集中してしまうもの。

その原因は、スラックスと靴の「コントラスト差が強すぎる」ことが関係しています。この差を弱めるために、スラックスのトーン(明るさの度合い)を意識してみてください。黒・濃紺ではなく、ブルー見えする明るい紺色やグレースラックスを、茶靴に合わせるだけで、強すぎた靴の存在感が弱まります。

この足元の境界が悪目立ちしない状態を、私は「足元の繋がり」と呼んでいます。これは全身を馴染ませる工夫として、スニーカー通勤のコーディネートにも役立つ手法ですが、スニーカーと革靴における「ドレス感のちがい」に目を向ける必要も忘れてはいけません。

色では判断できない「通勤スニーカーの基準」

ビジネスファッションでは、ドレス感を高めるため、スーツのように「全身の色数を絞ることが良し」とされてきました。だからこそ通勤スニーカーにおいても、余計な色がない「白・黒などの無彩色が主流である」ことはご存じのとおり。

ですが「黒スニーカーなのに、スラックス姿が野暮ったい」というケースを見かけませんか。この現象は「カジュアルな木型」が原因で起きています。木型とは、靴のフォルムを左右する設計図のようなものですが、スニーカー単体を見て判断しづらいものです。そこでスニーカー通勤を想定したカテゴリーのなかから、靴を選びましょう。

「スマートスニーカー」と呼ばれるカテゴリーのものは、革靴の木型を意識したフォルムのものなので、結果として革靴の木型を選んでいることになるはずです。

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