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「1浪早大中退」学歴捨てた彼が歩む"VTuber"の道 予備校の寮生活を通して人生観が変わった

東洋経済オンライン / 2024年4月28日 8時0分

しかし、1年が経過して、「やはり自分は社会生活に向いていない」という思いが確信に変わります。「このまま社会の歯車として生きていくのは、自分には苦痛だ」と。

親のことを考えて早稲田までは進学したものの、やりたいことがお金を稼ぐことや、学歴を生かして出世することではなかった彼は、自分が本当は何がしたいかを考え「生きられる程度のお金を稼げて、ちやほやされる仕事」として最適だと思ったために、大学を退学してVTuberになることを決意しました。

こうして現在、彼は登録者3万人のVTuber「ナポ・レボリューション」として活躍しています。

その内容は、過激なものも多く、人を選ぶ内容ではありますが、どれも「本当に自分が面白いと思っていること」を動画にしており、まさに「好きなことで生きていく」ということを実践していることがわかります。

「世の人は、何者かにならないといけないと思いすぎている気がするのです。『自分はこうならなきゃいけない』と思っているから、つらくても必死に頑張らないといけない。でも、そんな様子を見て私が伝えたいのは、『そんなことは知ったことではない』ということです。

自分がやりたいことに素直になれて、今好きにやらせてもらっているのは、浪人生活の鬱屈した日々があったからだと思います。自分で自分の人生を決めた感があるかが、楽しく生きるうえで大事なことだと思います」

本当に面白いと思えるものを作る

現在、個人で運営するVTuberとして、「自分が本当に楽しいと思える、面白いと思えるコンテンツを出し続けるようになれた」と語るナポ・レボリューションさんは人生を謳歌しているように見えます。

「いろいろ楽しく生きているけれど、それを浪人のおかげとは言いたくはないです(笑)」とは語るものの、人とは違う人生を歩むことにためらいがないのは、浪人生活で得た影響が大きいのではないか、と改めて思いました。

ナポ・レボリューションさんの浪人生活の教訓:人生は自分で決めた感があるかで楽しさが決まる

濱井 正吾:教育系ライター

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