1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

激狭キッチンが「鬼の断捨離」で便利に変身のワケ 道具よりも空間を増やせば使い勝手は上がる

東洋経済オンライン / 2024年5月5日 7時40分

IKEAの80cmと60cmのキャビネットの上に板を渡してシンクをはめ込んだ、簡単造作キッチン。赤いコンロは昭和のHITACHI製です(筆者撮影)

ロスジェネ世代で職歴ほぼなし。29歳で交通事故にあい、晩婚した夫はスキルス性胃がん(ステージ4)で闘病中。でも、私の人生はこんなにも楽しい。なぜなら、小さく暮らすコツを知っているから。

先が見えない時代でも、毎日を機嫌よく、好きなものにだけ囲まれたコンパクトライフを送る筆者の徒然日記。大好評の連載第12回です。

12畳1ルームに夫婦2人と猫と預かり犬で暮らしています。台所は幅わずか140cm、1人暮らしサイズのミニキッチンです。安くあげるために夫婦でDIYしたキッチンは、イケアのキャビネットの上に板を渡して小さなシンクをはめ込んだ簡易的なもの。2口コンロは40年ほど前の年代物で、魚焼きグリルもついていません。

【画像】狭いキッチンは「モノを捨てる」ことで便利になる!その様子を見る(画像7枚)

さぞや使いにくかろうと思われるかもしれませんが、これがなかなか快適なのです。その理由は、不必要なものを排除しているから。今回のエッセイでは、我が家のキッチンで断捨離したもの、兼用しているもの、代用しているもの、あとほんの少しのワクワクするものをご紹介します。

12畳1ルームのキッチンで断捨離したもの

このキッチンを使い始めた時からなかったものは、三角コーナー、洗い桶と水切りカゴ、炊飯器、トースター、湯沸かしポットなど。

【画像】狭いキッチンは「モノを捨てる」ことで便利になる!その様子を見る(画像7枚)

大きな生ゴミはゴミになる野菜空袋や豆腐のパックなどにまとめています。細かい生ゴミは全部シンクに流しています。排水口に100均で買った排水口用ネットをセットしておけば、そこにひっかかるので、最後にチラシなどにまとめて包んで処分します。

洗い桶と水切りラックは普段は使っていません。夫婦2人暮らしでもともとシンクも小さいため、洗い物がたまらないのです。食べ終わった食器は汚れがこびりつく前にさっと洗って、水切りカゴに伏せることなく、そのままクロスでさっと拭いて食器棚に戻します。

つけ置きがしたい時は深めのフライパンを洗い桶として代用して使い、そのフライパンを水切りカゴ代わりにも使っています。食器拭きが面倒なときは、フライパンにお皿を伏せておけば、翌朝には乾いています。

三角コーナーがあるほうがゴミ捨てがラクになるし、洗い桶と水切りラックがあるほうが洗い物はラクになります。ひとつひとつのアクションに対しては、便利になるとしても、三角コーナーと洗い桶があれば掃除の手間が増えるし、水切りラックがあれば調理スペースが減る。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください