1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

BMW、ハーレー、トライアンフ輸入バイクの現在地 350ccから2500ccまで注目モデル一気乗り

東洋経済オンライン / 2024年5月16日 12時0分

CE04は2次バッテリー容量8.9kWhのリチウム方式で、AC6.4kW充電に対応する。一充電あたりの走行可能距離であるAERは130km、最高速度は120km/hで価格は209万3000円。なお、弟分として2次バッテリー容量を抑えたコンパクト電動バイク「CE02」(3.92kWhでAER96km)が2024年4月26日から125万円で発売された。

ハーレーダビッドソンを身近な存在に「X350/X500」

ハーレーダビッドソンは本国アメリカのみならず、オートバイのアイコン的な存在として世界で名高い。そのハーレーがミドルクラスの排気量(350ccと500cc)モデルを国内に導入した。X500には大型二輪免許が必要だが、X350は“普通二輪免許で乗れる初のハーレーダビッドソン”として話題となった。

どの業界も老舗ブランドは新規ユーザー獲得のため新たな策を練っているが、ハーレーダビッドソンはこれまでの重厚なイメージとは異なるライト感覚で乗れる車両開発で勝負に出た。それが日本では免許保有者の多い普通二輪免許の保有層と重なったわけだ。とはいえ導入前は“ハーレーならではの醍醐味が感じられないのでは……”といった不安の声も聞かれたという。じつは筆者もその一人だった。

ハーレーダビッドソンでは過去に車両価格97万5000円(当時)の「ストリート750」を国内導入した経緯がある。その名のとおり、排気量は750ccで大型二輪免許が必要ながら、一般的なハーレー各モデルと比較して半分の車両価格設定として新規ユーザーの獲得を狙った。しかし、肝心の動力性能に大きな特徴がなく残念ながらヒット作とはならなかった。

そんなバックグラウンドを思い出しながらX350に跨がる。エンジン始動……。想像をはるかに超える元気なエンジンサウンドが耳に届く。走り出すと今度は乾いた排気音で高揚感がグッと高まった。もっともショートストローク型の並列2気筒で350ccだから、V型で大排気量の兄貴分が醸し出す力強さはないけれど、初めてハーレーに触れる若いライダーにはすんなり受け入れられるのでは、と感じられた。

ライディングポジションはスポーツ色を濃くした方向でまとめられ、ハンドル位置こそ低くないが、ステップ位置はリーンイン走行を意識したバックステップ気味にとられた。フレーム上部はエンジンを抱え込むトラス構造として、タンクも薄型(13.5L)にすることで見た目の躍動感も高めた。

500ccエンジン版になる「X500」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください