ついに決勝!「THE SECOND」見所を"徹底解説" M-1やキングオブコントファイナリストも参戦
東洋経済オンライン / 2024年5月18日 12時40分
5月18日、結成16年以上を対象とした漫才の大会『THE SECOND~漫才トーナメント~』最終決戦「グランプリファイナル」がいよいよ開催される。
ギャロップ、マシンガンズは大活躍
昨年の第1回目で優勝を果たしたギャロップは、関西の劇場を中心に引っ張りだこになった。
コンビ20周年を記念した初の全国ツアーも成功させ、その千秋楽で毛利大亮が「漫才出番で出たときのお客さんの反応がまったく違う」と語っていたのが印象深い。吉本興業の常設劇場でトリを務める新看板を目指し、現在も邁進している。
準優勝したマシンガンズもバラエティーを中心に露出が増加。とくに滝沢秀一がSNS上に投稿した自撮り写真が「かっこいい」と評判を呼び、コンビで雑誌『anan』(マガジンハウス)のグラビアを飾ったほか、デジタル写真集『抱かれずにいられない』を発売するなど、40代後半にして華々しい再ブレークを果たしている。
まさに初回から中堅、ベテランに夢を与えた賞レースだ。それだけに今年も予選の段階から熾烈な戦いが繰り広げられている。
基本的なルールは昨年と変わらない。一般審査員である会場の観客100人が「とても面白かった:3点」「面白かった:2点」「面白くなかった:1点」で採点し、対戦するたびに勝敗が決定するネタバトルだ。
今年のファイナリストは、タモンズ、ハンジロウ、ななまがり、金属バット、ザ・パンチ、タイムマシーン3号、ガクテンソク、ラフ次元の8組。2年連続で勝ち上がったのが金属バット1組であることからも、“プロのみの大会”というハードルの高さが見て取れる。
では、今大会の見どころはどこにあるのか。初戦の組み合わせから考えてみたい。
■「沖縄vsアウトロー」対決
まず1戦目は、「ハンジロウvs金属バット」だ。まったく芸風が違うコンビだからこそ、ここでの結果が大会に大きな影響を与えかねない。
ハンジロウのたーにーとしゅうごパークは、幼稚園からの幼なじみ。高校時代から沖縄のエンタメ界で頭角を現わし、2009年の上京後も深夜番組のレギュラーに抜擢されるなど幸先の良い滑り出しを見せた。
しかし、その後は鳴かず飛ばず。アルバイトで食いつなぎ、コロナ禍に入ってかもめんたる・槙尾ユウスケの店「マキオカリー」で働いたのをきっかけにカレー屋を始めた。2022年に「しゃもじ」から「ハンジロウ」に改名。どの組よりもハングリー精神は強いはずだ。
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