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新型「ラングラー」予想外の値下げをした意図 Z世代へのアピールとシェア拡大を狙った戦略

東洋経済オンライン / 2024年5月22日 11時50分

装着するタイヤやホイールにも、各グレードの個性が表れている。アンリミテッド スポーツでは、グレーアクセント入りの17インチ・アルミホイールに、舗装路と悪路の両方に対応するオールテレインタイヤを採用。アンリミテッド サハラでは、18インチ・アルミホイールにオールシーズンタイヤを装着し、オンロードでの快適性にも配慮する。そして、最もオフロード性能を高めたアンリミテッド ルビコンには、専用の17インチ・アルミホイールにマッド&テレインタイヤを装備。このタイヤは、大型のブロックパターンを採用することで、悪路での高い走破性を実現するタイプだ。しかも、足元によりワイルドな印象を与えることで、さらにアウトドアのテイストを加味することができることも魅力といえる。

ちなみにアンリミテッド ルビコンでは、後輪の駆動軸に新しく「フル・フロート・リアアクスル」も採用。セミフロート構造を採用する従来の機構と比べ、より強固で堅牢な構造を実現。トレーラーなどを牽引する際の最大牽引能力も向上している。

ボディサイズや車重について

新型モデルでは、ボディサイズも若干ながら変更している。アンリミテッド スポーツとアンリミテッド サハラが全長4870mm×全幅1895mm×全高1845mm、ホイールベース3010mm。アンリミテッド ルビコンは、全長やホイールベースはほかのグレードと同じだが全幅は1930mm、全高は1855mm。アンリミテッド ルビコンのみ、全幅が先代モデル比で35mmワイド化されており、そのぶん、より迫力あるフォルムを生み出しているといえるだろう。

なお、車両総重量は、アンリミテッド スポーツで2265kg、アンリミテッド サハラは2275kg、アンリミテッド ルビコンが2385kg。先代モデルでは、アンリミテッド サハラ2235kg、アンリミテッド ルビコン2305kgだから、いずれも先代比でやや重い車体となっている。そのぶん、燃費性能も少し落ちているようで、WLTCモード値で先代モデルは9.4~10.0km/L、新型モデルは9.2~9.8km/Lとなっている。

新型ラングラーの内装・ナビについて

室内では、新型のフロントシートに、ラングラーでは初搭載となる12ウェイ・パワーシートを全車に標準装備する。運転席と助手席それぞれで、快適なシート位置を電動で簡単に調整できる機能だ。また、シート素材には、アンリミテッド スポーツがファブリック、アンリミテッド サハラが、フロントシートに「Jeep」ロゴの刺繍を入れたプレミアムマッキンリー(合成皮革)を採用する。最上級のアンリミテッド ルビコンは、本革のナッパレザーシートで、フロントシートには「Rubicon」ロゴの刺繍も施している。

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