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カワサキ「Z7ハイブリッド」バイク電動化の未来 発売目前の新型バイクから電動化戦略を考える

東洋経済オンライン / 2024年5月26日 11時10分

会場に展示されたZ7ハイブリッドの外観も、そんなスーパーネイキッドZシリーズのスタイルを身にまとっていることが印象的だった。フロントからリアにかけてのシャープなフォルム、先端が尖ったシートカウルなどがスポーティさを醸し出す。また、高いグリップ位置となるバー形状のハンドルは、市街地から長距離ツーリングまで、幅広いシーンで快適なライディングポジションを提供することを想起させる。しかも燃料タンクから伸びたシュラウドと呼ばれる左右のカウリングには、「Z HEV」のロゴが鎮座。このバイクが新世代のハイブリッドモデルであることを強調する。

Z7ハイブリッドのサイズについて

車体サイズは、全長2145mm×全幅805mm×全高1080mm、ホイールベース1535mm。車格的には、中間的排気量となる600ccあたりのミドルクラスのバイクと同等のようだ。

ちなみに兄弟車となるフルカウルのニンジャ7ハイブリッドは、全長2145mm×全幅750mm×全高1135mm、ホイールベース1535mm。全長とホイールベースは両モデル同じで、全幅はZ7ハイブリッドが55mm広く、全高はニンジャ7ハイブリッドのほうが55mm高い設定だ。

また、シート高が795mmというのも両モデル共通で、足つき性は比較的いいことが予想できる。さらに車両重量はZ7ハイブリッドが226kg、ニンジャ7ハイブリッドが228kgだから、車体の重さもほぼ同等だ。

フレームには、Z650などに採用されている、独自のトレリスフレームを採用。スチール製ながら軽量な車体は、軽快なハンドリングなどに貢献する。足まわりは、インナーチューブ径41mmの正立式フロントフォークと、リンク機構を持つニューユニトラック・リアサスペンションを搭載。ブレーキは、フロントが外径300mmのダブルディスク、リアには外径220mmのシングルディスクを装備する。タイヤサイズは、前120/70ZR17、後160/60ZR17で、足まわりの主な装備もZ7ハイブリッドとニンジャ7ハイブリッドはほぼ共通となっている。

システム最高出力69PSのパワートレイン

一方、注目のパワートレイン。まず、エンジンには、451cc・水冷4ストローク並列2気筒を採用。これに4輪車のEVなどにも採用される交流同期モーターをコンビネーションする。また、走行用バッテリーは、50.4Vのリチウムイオン式だ。

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