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資産1.8億投資家が伝授「日本の優良企業100選」 「世界シェア1位」鳥取県のニッチ企業とは?

東洋経済オンライン / 2024年5月31日 7時40分

優良中小企業の競争力の源泉を考えると、銘柄選定の際、投資判断の精度を高めてくれるでしょう(写真:ふじよ/PIXTA)

日本には規模が小さくても特定の分野で高い競争力を誇っている、小型の優良株が数多く存在しています。

大企業に負けず劣らずビジネスを展開している中小企業の競争力の源泉を考えることで、これまでよりも投資先企業を深く理解することができるようになり、銘柄選定の際、投資判断の精度を高めてくれるでしょう。

24年3月23日に保有株式資産が1.8億円を突破した、長期株式投資氏の『【超完全版】フルオートモードで月に31.5万円が入ってくる「強配当」株投資 経営戦略から“ほぼ永遠に儲かる企業”を探す方法』よりお送りします。

小型優良企業を見れば、投資判断の精度が高まる

下図は、各セクターにおける代表的な企業や、特定の分野で強みのある企業を100銘柄ピックアップした、日本の優良企業100選です。

【画像】こちらが「資産1.8億円投資家が選んだ『日本の優良企業』100選」

業種は、日本株の分類として伝統的に利用されてきた東証33業種の業種区分です。

特定の分野で大きな存在感がある中型・小型の優良株

ここからは、日本の優良企業100銘柄の中から、大型株ではないものの、特定の分野で大きな存在感がある中型・小型の優良株である「パイロットコーポレーション」「日本セラミック」をご紹介します。

私がどのような見方をして投資判断をしたのか、「定量」「定性」の両面から解説していきます。

数値データ(定量分析)は定期的なアップデートが必要となりますが、原理原則に基づいたモノの考え方(定性分析)は、一度習得すれば一生ものの財産となります。

ぜひとも身につけて、今後の長い投資人生に役立てていただければと思います。

あのフリクションを開発したパイロットコーポレーション(7846.P)

パイロットコーポレーションは、筆記具の単一ブランドでは世界No.1の売上を誇る筆記具メーカーです。

海外進出は1926年と早く、現在では世界190カ国以上で販売されています。海外売上高比率は70%を超えており、その売上高も日本国内、アメリカ、ヨーロッパ、アジアへ幅広く分散され、バランスのよい安定的なグローバルポートフォリオを構築しています。

パイロットの有価証券報告書から経営指標等の数値を確認していきましょう(下図)。

売上高や経常利益はコロナ禍の影響を受けた2020年には大きく減少したものの、その後は回復基調でビジネスの堅牢さをうかがい知ることができます。利益率も、コロナ禍においては下落を余儀なくされましたが、それでも15%以上を維持しています。

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