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星野源と新垣結衣「ラジオ共演」に見る本当の意味 Xフォロワー数274万人「滝沢ガレソ」投稿の余波

東洋経済オンライン / 2024年5月31日 0時0分

続いて星野さんは「インスタグラムのコメントにものすごい数の誹謗中傷があって」「日本中から憎悪を向けられた感覚になった」「本当に恐ろしかったし、本当に悲しかった」「もう二度とあんな気持ちになりたくない」とショックの大きさを次々に吐露。

そのうえで「ファンのみんな、とってもつらかったと思います」「ファンのみんなに安心してほしいんですよね」とファンを気づかい、「100%、1つもやってません。完全なデマです。この噂、臆測に事実は一つもありません。安心してください」と語りました。あえて強調するような話し方をしたところに、「ラジオで語ること」の狙いやメリットを感じさせられます。

それは次の「もちろん『ラジオでふれない』って(選択も)全然あると思うんですよ。“本当に”ありえないことだから、『何でこんなことになってるの』っていう……“本当に”。だから言うことが少なくて。“本当”に1から100までないんですよ。『100%ないんですよ』っていう」というコメントにも表れていました。

会話の際にこれだけ「本当に」というフレーズを続けると逆に「嘘っぽい」などと疑われやすいものですが、この場は自分中心で発信できる音声メディアのラジオ。自分の声のみに集中してもらえる場であえて同じフレーズをたたみかけることで、まるで歌詞のサビを繰り返しているときのような説得力を生んでいました。重要なことを伝える際、「傾聴してもらえる」という意味でラジオは、テレビやYouTubeにはない強みを持っていることにあらためて気づかされます。

星野さんは「本当にファンのみんな、信じないでくれて本当にありがとうね」「あと、聞いてるよ。ハッシュタグで『星野源さんの好きな曲』とか『ここが好き』みたいな。それを“妻”が『こんなこと言ってくれてるよ』って見せてくれて。それがうれしくて本当に励まされています。ありがとう」とファンへのメッセージを続け、さらに知人や仕事仲間への感謝も語りました。

ここで星野さんの口から出た「妻」というフレーズにドキッとした人は多かったのではないでしょうか。放送開始から10分が過ぎ、ここで妻の新垣結衣さんが電話で登場します。

「それでも怒れない」という現実

星野さんからの「いや~、だから本当にありがたかったね」という問いかけに「ありがたかったね」と笑いながら返す新垣さん。彼女は「何かこう……ネガティブな話題ではなくて、優しい話題で世の中に発信しようとしてくれる方々がいっぱいいて、すごくうれしかったですね」と感謝を述べたうえで、星野さんの「名前言いますか?」という振りに「みなさん、こんばんわ、新垣結衣です。お邪魔します」と答えました。

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