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円安でもまだまだ「安い」インドネシアを旅して 食事やフェリーの値段が数百円、安い航空券も

東洋経済オンライン / 2024年6月2日 11時30分

Grabで移動した距離は33kmで約1700円だった。なお、日本で同じ距離をタクシーで移動すると、約1万2000円かかるので、7倍も割高だということになる。

ロンボク島からスンバワ島へはフェリーがほぼ毎時運航していた。約20㎞を1時間半かけて運航するこのフェリーは200円。ちなみに日本製だった。1951年に竣工された、第三櫻島丸もこの路線に就航しているらしい。

出港してしばらくすると、船内のスピーカーからアザーンが響き渡った。すると、男たちがいそいそと上層階の奥にやってきた。そこに礼拝のスペースが用意されているのだ。

船を降りると小腹が空いたので港近くの手近な食堂へ入った。

ご飯に自分の好きな具を選んで載せる、いわゆる「ぶっかけメシ」屋である。お値段は約120円。日本では庶民的な食堂でもその4倍はかかるだろう。

円安の現在でもこれだけ安いのだから、かつてはどれだけ日本との価格差があったのだろうか。

船をチャーターしてリゾートへ行ったが…

もっともすべてのものが安いわけではない。

この日はスンバワ島の離島にあるリゾートに泊まる予定だった。公共のフェリーなどはなく、港に行き、船主と交渉して一隻チャーターするしかない。

金額はチェックイン時とチェックアウト時、船主に2往復してもらう、ということで総額4500円ほど。10人乗っても同じ金額ということだが、こちらは1人なので割高になった。

それなのに島にたどりつくと、リゾートは改装中でやっていなかった。リゾートのオーナーには、メールで宿泊の意向を伝え、返答ももらっていたのだが……。

島で1時間ほどオーナーと交渉したが埒が明かず、結局、同じ船でとんぼ返りすることになった。1往復で済んだから、と船主から2000円を返金してもらった。

物価の安さの一方で、こうしたトラブルに遭遇する可能性が少なくないのがインドネシア。これを許容できるか否かで同国の評価は分かれるところだろう。

結局スンバワ島の西部にあるビーチリゾート、MYAMO BEACH LODGEに1日早くチェックインすることになった。

この宿のオーナーは、ドバイ在住のオーストラリア人女性。スンバワ島はサーファーに人気が高く、この宿のゲストにもサーファーが多かった。

エメラルドグリーンのビーチを目の前にしたリゾートホテルが1泊1室8500円ほどで、長期滞在の西洋人カップルが多い。宿にはプールもバーもジムもない。

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