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「水卜アナ出世に憧れない若手」意外と多い"なぜ" "日テレの象徴"とされるが後には続かない?

東洋経済オンライン / 2024年6月5日 9時0分

つまり、ルックスが重要な要素となっている選抜を経たあとに、今度はその戦いの勝者たちでルックスだけが絶対的な基準ではない戦いを繰り広げることになりそう――。それは、ある人にとっては希望であり、ある人にとっては絶望かもしれないが、少なくとも想像のつかないもの・不可解なものではあるだろう。

彼女たちを待ち受ける「予想外のハードル」

他にはこんな意見もあった。

「オードリーの若林にどうやったらハマるかとか、想像のしようがなくないですか?」

たしかに、水卜麻美には芸人をはじめ、番組内で芸能人とうまくコミュニケーションを取っている印象がある。その筆頭がオードリーの若林正恭で、2人は今年の3月まで『午前0時の森』(月曜日と火曜日でMCを変えて放送)で共演。2人の出演曜日は、『おかえり、こっち側の集い』という企画になった。

簡単に言えば、キラキラしているとされる陽キャを“あっち側”と区分し、その反対にいる陰キャ的な人や、他人からすると「小さい」と思われるようなことを気にしすぎてしまう人を“こっち側”とする企画だ。

番組で水卜は、“こっち側”のアナウンサーとして登場。他人の言動に過密にレーダーを張ることで知られる若林に、「自分と同じ側である」という認識をさせるに至っていた。

女子アナは“あっち側”にされがちな職種だ。

水卜が学生時代にミスキャンパスのような目立った経歴がないことは後述するが、それを抜きにしても、前述の若林や、恵まれた側への嫉妬心を芸風のひとつにしてきた南海キャンディーズの山里亮太らの、“人を見る目”をくぐり抜け、“こっち側”認定されたのは特筆に値するだろう。

もちろん、若林や山里のみならず、番組内で水卜に心を許しているように見える芸人は多く存在する。

ただ、女子アナ志望の彼女たちにとっては、“芸人にハマるかどうか”は大きな不確定要素である。正直、普段、面接練習や原稿読みの練習をしている彼女たちには、想像もつかない範囲だろう。

だが、その不確定要素が、局アナとしてキャラをどれだけ出せるか、その果てにはどれくらい人気が出るか、に繋がってくることを敏感に感じ取っており、それが不安の一因になっているのではないだろうか。

女性局アナ史上、最長の距離を走った

具体的な意見を2つ紹介した。1つめの意見を抽象化するなら「局内の評価の基準がわからない」、2つめの意見は「人気の出る方法がわからない」ということだろう。

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