1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「できるリーダー」とそうでもない人の決定的な差 才能だけではなく学習や経験で身につけられる

東洋経済オンライン / 2024年6月10日 15時30分

(写真:8x10/PIXTA)

若いうちからチームを率いて、間違いなく結果や利益を出してくれるような即戦力の人材の需要が高くなっています。しかし一方で、国際的にも「日本人はリーダーシップが弱い」と言われている現実があります。このような状態となっているのは、なぜなのでしょうか。

その原因の1つは、リーダーとなるための教育を受ける機会がなかったためです。実は欧米では学生のうちからリーダーシップを養うための教育が行われており、知識や実践の機会もそこで得ることができます。つまり、知識を習得し、身につける努力をしていけば、誰でも「できるリーダー」になれる可能性があります。

さらに優れたリーダーになるために大切なことがもう1つあります。それは、「自分に合ったリーダーシップスタイル」を身につけること。自分に合った方向性のリーダーを目指すことで、より能力が高い真のリーダーとなることができるのです。書籍『13歳からのリーダーの教科書』から一部抜粋してお届けします。

リーダーには才能が必要?

「自分はリーダーに向いていないのかな」と思ったことはありませんか?リーダーは“生まれつきのもの”でしょうか? それとも“育てられるもの”でしょうか?

【画像でわかる】できるリーダーとできないリーダーの能力差

そんな疑問に対して、世界や日本の多くの研究や実例から、リーダーシップは才能だけでなく、学習や経験といった努力などによって高められる能力であることが示されています。

リーダーをイメージするとき、人々はしばしば「カリスマ」と呼ばれる有名人や歴史上の偉人たちを想像します。確かに、彼らはもともと特別な魅力や影響力を持っていたかもしれませんが、それだけではできるリーダーにはなれません。多くの場合、リーダーは人生のいろいろな経験などからスキルや知識を身につけ、リーダーシップを高めています。

リーダーシップの高め方

リーダーシップの具体的な高め方については、次の3つを参考にしてください。

1.リーダーシップの基本を学ぶ

リーダーに必要な能力は、学び、実践することで身につけていくことができます。例えば、目的・目標設定力、コミュニケーション力、メンバーをやる気にさせる力、問題を解決する力、意思決定力、人を育てる力など、これらは学び、実践することで向上させることができる能力です。本や講座などからも学ぶことができます。

2.自分の経験と振り返りから学ぶ

リーダーシップは経験から学習するところが大きいものです。ある調査では、リーダーシップの7割は、自分の実践経験と振り返りから学習されているという報告があります。実際にチームをリードする経験の中で、リーダーは成功や失敗から学び、振り返り、改善することで自分自身のリーダーシップに磨きをかけていきます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください