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習慣化がうまくいく「成長している感覚」とは? 目標に対するモチベーション維持に必須

東洋経済オンライン / 2024年6月14日 15時0分

アファメーションはネガティブな自己イメージや自己否定的な思考から抜け出し、ポジティブな心理的状態を養います。本当にそう思っていなくてもそう唱えることで思考が変わります。ですから、自分自身がネガティブな状態でもとりあえず肯定的な言葉を繰り返すことが重要になります。それにより脳の「GPS機能」が発動して、少しずつ脳が変わっていきます。

実際、認知科学の観点では、アファメーションによってポジティブな思考パターンが構築されることがわかっています。心理学者マーティン・セリグマンは、「楽観主義」に焦点を当て、ポジティブな思考が個人の心理的な健康や成功に与える影響を強調しています。

確実に前進しているという言葉は、現実の進捗を肯定し、楽観的な見方をかたちづくります。行動の習慣化も後押しします。心理学者バートン・ファンディッシュは、「習慣は、自己観念を形成し、自分に対する信念を強化する」と述べています。

確実に前進しているという言葉を定期的に唱えることで、行動パターンとして確立され、目標に対する積極的なアプローチが身につきます。では、ここからはアファメーションの具体的なやり方をお伝えします。

①毎日同じ時間にアファメーションを唱える

毎日同じ時間にアファメーションを唱えます。これはいつでもかまいませんが、1日の流れを考えれば、習慣化への取り組みを行って、取り組みを振り返った後が最適でしょう。本稿では1日の終わりの振り返りの後にアファメーションをすることをおすすめします。

②肯定的かつ具体的な文言を選定する

アファメーションは一人称が前提になります。文の主語に私、僕、俺などを盛り込みます。肯定的でかつ具体的な言葉を含むことが大切です。1週目の慣れないうちは「私は確実に前に進んでいる!」という言葉をまず発するのがいいでしょう。

その後に自分が将来なりたい姿を唱えましょう。取り組みの延長線上にある理想のイメージです。「腹筋がシックスパックになっている」「体重が65キロになっている」などです。

喜びの感情を五感で味わうようにイメージング

ここでのポイントは具体的な進捗や成果に焦点を当て、自分の行動や努力を称賛する表現を選ぶことです。たとえば運動習慣の場合、実際のその日の取り組みを振り返りながら、「この運動習慣(自分で決めた最終目標。たとえば毎朝30分散歩をする)を身につけて、体重が65キロになっています」とアファメーションをします。

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