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江戸時代の「相場の神様」本間宗久に学ぶこと 「連戦連勝の相場師」を超えた哲学者だった

東洋経済オンライン / 2024年6月22日 9時30分

それでも鳥海山の雄姿には見惚れたし、日和山公園では日本海に沈む夕日を写真に収めることができた 。酒田市の皆さん、あとはお願いですから、本間宗久記念館を作ってください。きっと全国から多くの市場関係者が訪ねて来ると思いますから。

できれば、こんなふうに言ってもらいたいものである。「宗久翁の教えに触れて、私も香車一枚強くなりましたよ」と。

(本編はここで終了です。このあとは競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)

ここから先はおなじみの競馬コーナーだ。

6月23日の日曜日は上半期を締めくくるG1レース、宝塚記念が行われる。冬の有馬記念と並び、JRAが夏のボーナスに狙いを定めて作ったグランプリレースだ。

昨年はイクイノックスがさすがの強さを見せつけたが、過去にさかのぼると1番人気はあまり来ていない。むしろ2018年のミッキーロケット、2015年のラブリーデイのように、「伏兵が初めてのG1奪取」となるケースが目立つ。

しかも阪神競馬場が改装工事中につき、今年は京都競馬場で行われる。その京都競馬場はこの週末が10週目で、しかも雨予報である。馬場は荒れるとみておかねばならない。

ここは重馬場を苦にしない5歳馬、プラダリアに狙いを定める。ディープインパクト産駒で、京都ではG2レースを2戦2勝。とくに今年2月の京都記念では、G1馬のべラジオオペラに先着しているのに、なぜか人気薄である。

ところで、今年上半期に行われた11回のG1レースでは、順に藤岡佑介(フェブラリーステークス)、坂井瑠星(高松宮記念)、横山和生(大阪杯)、ジョアン・モレイラ(桜花賞)、戸崎圭太(皐月賞)、菱田裕二(春の天皇賞)、川田将雅(NHKマイルカップ)、津村明秀(ヴィクトリアマイル)、クリストフ・ルメール(オークス)、横山典弘(ダービー)、そしてジェームズ・マクドナルド(安田記念)が勝利ジョッキーになっている。見事に誰も重なっておらず、こういう年も珍しい。

宝塚記念はグランプリ男が騎乗する「あの馬」が本命

となると宝塚記念では、「上半期にまだ勝っていない有力ジョッキー」を探したくなる。するとドウデュース(武豊)、ソールオリエンス(横山武史)、シュトルーヴェ(ダミアン・レーン)に目が向くが、忘れちゃいけない。プラダリアには「宝塚記念3勝」のグランプリ男、池添謙一が騎乗するのである。狙うならこちらでしょう。

プラダリアの単勝、プラス3連複の軸にして上位人気に流してみたい。夏休み資金をグレードアップできるんじゃないだろうか。

※ 次回の筆者は小幡績・慶應義塾大学院教授で、掲載は6月29日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦):双日総合研究所チーフエコノミスト

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