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インバウンドに沸く「お台場フードコート」の現在 外国人目線の「ザ・日本食」が集まる施設だ

東洋経済オンライン / 2024年6月23日 12時30分

インバウンドに沸く「お台場フードコート」の現在

時にレストランであり、喫茶店であり、高齢者の集会所にもなる「フードコート」。その姿は雲のように移り変わりが激しく、楽しみ方は無限大。例えるなら「市井の人々のオアシス」だ。

本連載では、そんな摩訶不思議・千変万化な「フードコート」を巡り、記録しながら、魅力や楽しみ方を提唱していく。第5回は「東京グルメスタジアム」を訪れる。

開発から35年、五輪競技会場にもなった台場周辺を散策

今回のテーマは、江東区青海にある「ダイバーシティ東京 プラザ」のフードコート。その名も「東京グルメスタジアム」である。

【画像】お台場「東京グルメスタジアム」は「ザ・日本食」が集まる場所だった…意外にも?由緒ある歴史を持つお台場の風景と、外国人で賑わうフードコートの様子を見る(30枚)

ダイバーシティはその名の通り、広くは「お台場」として知られるエリアに位置する。この辺りは「東京臨海副都心」として知られ、江東区・港区・品川区と3つの行政区をまたいだ440ヘクタールほどの広大な埋め立て地である。

エリア一帯の開発は、1989年に始まった。もともとの計画は1979年から検討が始まったとされ、着手まで実に10年もかかった大型の開発エリアといえよう。

【画像】お台場「東京グルメスタジアム」は「ザ・日本食」が集まる場所だった…意外にも?由緒ある歴史を持つお台場の風景と、外国人で賑わうフードコートの様子を見る(30枚)

その後、1993年にレインボーブリッジが開通し、1995年にはゆりかもめの新橋~有明区間が開業するなど、交通の利便性が徐々に向上。

1997年に新宿区河田町からフジテレビが移転し、移転に先駆けて放映した、架空の警察署「湾岸署」を舞台にしたドラマ『踊る大捜査線』がヒットするなど、どんどんと注目が集まるようになっていった。余談だが、その後2008年に「東京湾岸警察署」が実際に誕生している。

近年では東京五輪・パラリンピックの競技会場になるなど、台場を中心とした臨海副都心は国際色を増し、名実ともに東京の新たな顔となっている。外国人観光客も多いお台場の街並みを散歩しつつ、今回もフードコートをパトロールしていこう。

「テレポート」の意味を知り、再々開発中の街を歩く

台場周辺にはいくつかの駅があるが、多くの人はりんかい線の東京テレポート駅を利用するのではないだろうか。そして、多くの人が駅名にある「テレポート」とは何かご存じないのではないか。私もその一人である。

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