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ホンダ、進化版の「ヴェゼル」が持つ2つの魅力 より静かに、価格アップも抑えた優等生SUVに

東洋経済オンライン / 2024年6月24日 10時0分

ラインナップには、1.5ハイブリッド車に、ベースグレードのe:HEV Xと、上級グレードのe:HEV Zを設定し、いずれにもFFと4WDを用意する。また、パノラマルーフなど充実した装備を持つ従来のe:HEVプレイは、今回のマイナーチェンジでe:HEV Zグレード内に組み込まれ、e:HEV Zプレイパッケージとして新設定。先代がFFのみだったのに対し、4WDも選べるようになっている。加えて、e:HEV Xには、ルーフレールなどの装備により、アウトドアテイストを加味したe:HEV Xハントパッケージも追加する。

なお、1.5Lガソリン車のGグレードは、先代がFFと4WDを用意していたのに対し、新型では4WDのみを設定。これは、同じく1.5Lガソリン車でFFのみを設定する「WR-V」が新たに登場したことで(2024年3月発売)、同メーカーのモデル同士による「ユーザーの食い合い」を避けるためのようだ。

なお、新型のボディは、全長4340mm×全幅1790mm×全高1580~1.590mm、ホイールベース2610mm。先代モデルと比べ、全長が10mm伸びているが、ほかのサイズは同じだ。

ハイブリッドFF車を街乗りでチェック

今回の試乗では、主に静岡県御殿場市の市街地と、箱根のワインディング、東名高速道路などを使ったコースを使用。それぞれのシーンで、新型ヴェゼルの走りがどう変わったか試してみた。

まずは、新バリエーションであるe:HEV XハントパッケージのFFに乗ってみた。ヴェゼルに新採用されたボタニカルグリーン・パールのボディカラーを採用した仕様だ。ほかにも、カッパー・メタリック塗装が施されたフロントのバンパーロアーガーニッシュやフォグライトガーニッシュなどにより、アクティブな印象を演出。また、内装は、カーキ×ネイビー色のシートなどにより、こちらもアウトドア感が満点だ。

なお、シート素材は、ファブリックをベースに、サイド部分にしっとりとした質感を持つプライムスムース(合成皮革)を使ったコンビシートを採用。また、ファブリックには、撥水・撥油性を備えるファブテクト加工も施し、アウトドア・ユースでも汚れやシミなどを気にせずに使える工夫も施している。

パワーボタンを押すと、ハイブリッド用バッテリーの充電状況が良好のため、エンジンはかからず、無音のままだ。ステアリング奧にある、7インチのマルチインフォメーション・ディスプレイに配置されたメーターが点灯し、走行可能であることを知らせる。シフトレバーをDレンジに入れ、アクセルペダルをゆっくりと踏み込むと、モータードライブらしいスムーズな発進を味わえる。

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