1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「デキがイマイチで無料」ラヲタ店主の異様な熱意 レギュラーメニューがない異色ラーメン店の背景

東洋経済オンライン / 2024年6月28日 11時0分

道理さんは以前から「渡なべ」の周年イベントに行ったり、パーティーで挨拶したりと樹庵さんと面識があったが、その後親睦を深め昨年から樹庵さんのYouTube番組にゲストで出るようになった。

「樹庵さんの番組で『ラーメン屋さんってあまり食べ歩きしていないですよね』と不用意な発言をしてしまい、ここから自分も真剣に食べ歩きをしないとなと思い、どんどん杯数が増えていきました。そのまま食べ歩きが面白くなって、いつのまにかラヲタになってしまったんです」(道理さん)

自分だけのラーメンに出会いたい

今の営業スタイルは精神的に楽と言いながら、道理さんの心の炎はまだ消えてはいない。「自分のラーメンというものがない」というわだかまりを抱えながら、業界に自分のラーメンをぶつけるラストチャンスと思い、日々ラーメンに向き合っている。

「僕は今39歳ですが、40代の店主の勢いはすごいなと日々感じています。ラーメン業界の40代はいちばん大事だと思うんです。

ラヲタ活動をすることでそれぞれのお店の美点を凝視する機会が増え、ラーメン熱がまたどんどん高まってきています。まだ小さい炎ですが自分のラーメン店探しに邁進したいと思っています」(道理さん)

ラヲタと決別したことで、ラヲタになったという稀有な店主。これから自分だけのラーメンに出会い、道理イズムが生まれるその日を願っている。

「斬新」と反響、道理さんの「無料でいいです」投稿

井手隊長:ラーメンライター/ミュージシャン

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください