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ホンダ新型EV「N-VAN e:」を見た現オーナーの本音 ガソリン車から乗り換えるメリットを考える

東洋経済オンライン / 2024年6月30日 8時50分

なお、N-VAN e:は、「ジャパンモビリティショー2023(2023年10月28日~11月5日・東京ビッグサイト)」で先行公開されたが、そのときはスタンダード仕様のみの展示。今回の発表取材会では、前述のとおり、筆者の愛車と同じFUNグレードもお披露目されたので、とても興味津々だ。さっそく、愛車と比較してみよう。

N-VAN e:のスタイリング

外観は、ガソリン車から大きな変更はなく、ちょっと愛くるしい表情を演出する丸目LEDヘッドライトのデザインもそのままだ。ちなみにスタンダード車のヘッドライトも、デザインやハロゲンタイプを採用している点は同じになっている。

ただし、フロントバンパーはやや角張ったデザインとなったほか、ガソリン車FUNの特徴である左右のLEDフォグライトも未装着。そのため、パッと見たときに、スタンダード仕様との違いはヘッドライトのデザインくらいになってしまった。

なお、フロントグリルは、ブラックをベースに白い点模様が入った新型を採用。これは、リサイクル材を使用することで、環境にも配慮したものだ。白い点々は加工時にできるのだが、その模様は1台1台違っており、これにより愛車に特別感を演出する効果も狙っているという。

ボディサイズは、e: FUNの場合で、全長3395mm×全幅1475mm×全高1960mm。筆者の愛車+STYLE FUNのターボ車や現行のFUNターボは、全長や全幅は同じだが、全高はFF車で1945mm、4WDで1960mm。e: FUNは、FFのみの設定だが、全高はガソリン車4WDと同じだから、同じFFのガソリン車と比べると、20mmほど背が高いことになる。

なお、e: FUNやe: L4では、5色のボディカラーに加え、2トーンカラーも設定。とくにe: FUNは、3タイプの2トーンを選べることで、全8色を展開する。ガソリン車の現行FUNは、5色展開でいずれも単色のため、よりオーナーの好みなどに応じたカラー選択をできるのは、EV版のほうだといえるだろう。

ガソリン車FUNターボと比較:運転席

一方の室内では、ドア内張りや荷室の壁などに、縦のビードデザインを採用しているのが印象的だ。ホンダによれば、このデザインは、コンテナから発想したもので、室内を直線基調でスクエアなイメージとすることで、より広々と見える空間を演出したという。

ちなみに、愛車の+STYLE FUNでは、樹脂素材を使ったブラック基調の内装だ。荷物やバイクを積んで小傷がつくと、その部分がちょっと目立ってしまう。対して、e: FUNの内装は、アイボリーを基調としていることもあり、傷が目立ちにくいし、確かにさらに広さを感じる。ただし、例えば、+STYLE FUNでは、ドア内側のノブまわりにブラックの加飾を施したり、インパネ部分にシルバーを加えたりと、スタンダード仕様より高級感がある。e: FUNでは、そうしたスタンダード仕様e: L4との差別化が少ない印象なのが、やや残念だ。

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