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「管理職をためらう女性」実践すべき4つの心得 やり方次第で「残業時間の壁」は突き崩せる

東洋経済オンライン / 2024年7月3日 19時0分

そういう問題が起きるのは困りますよね。

でも、この「無意識の思い込み」を逆手にとってチャンスにすることもできます。「女性だから」という理由で振られてきた仕事を、「自分にしかできない仕事」にしてしまうのです。

会社員時代、私は職場に女性ひとりという環境にいました。ある日、近隣の小学校から子どもたちが工場見学に来ることになりました。すると、「女性は子どもが好きだから」「女性のほうが物腰が柔らかいから」などと言われ、子どもたちの対応をするように言われました。

また、「市民講座で工場の紹介をしてほしい」と市役所から依頼があったときも、「女性が出て行ったほうがいいから」と言われて、私に仕事が回ってきました。

なぜ女性が出て行ったほうがいいのか理由はわかりませんでしたが、私はそうして回ってきた機会をすべて引き受けて利用することにしました。

自分自身の「無意識の思い込み」を捨てる

その結果、子どもたちと接する仕事を通して、「子どもにわかるように説明する工夫」をすることができるようになりました。また、外に出て行って人々の前で話をする仕事はすべて、私の仕事になっていきました。

いつの間にか、「〇〇といえば深谷さん」と言われるようになり、独自のポジションを築いていました。

「女性だからって何でも私に言ってこないで!」と思うこともありましたが、やってみたら面白かったこともたくさんありました。

「無意識の思い込み」は自分自身にもありますし、世の中にもあふれています。「女性だから」というだけで「□□が得意でしょう?」と言われたことが、あなたにもあるかもしれません。

そういうとき、それがあなたにとって「得意」とはいえないまでも、そこそこできるのだったら、「□□が得意なキャラ」になって、そのポジションをゲットするのもアリなんじゃないかと思います。

世の中にはびこる無意識の思い込み。おかしいと思うこともたくさんあります。でも、まわりが変わるのを待っていたら、人生終わってしまいます。ここはひとつ、したたかに、しなやかに生きていきましょう。

深谷 百合子:合同会社グーウェン代表

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