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意外なメリットもたらす上手な「グチのこぼし方」 こぼされる側に必要なのは「ただ聞くこと」だけ

東洋経済オンライン / 2024年7月8日 11時0分

①舌打ち、ため息まじりのもの

舌打ちやため息も、うまくいかない状態を表わす方法のひとつでしょう。しかし、これらには明確な意識はなく、自身の気持ちを吐露したり、認識できるといった「よいグチ」の効果はありません。また、無意識に癖となってしまえば頻度が上がり、ネガティブなオーラをまき散らすことで職場の空気を悪くします。

舌打ちやため息のほか、「あーいやだな」「最悪だよ」など、気分だけの抽象的なグチも、マイナス感情を吐き出すだけで、気づきも何も生み出しません。

②大げさなもの

ちょっとしたマイナスの出来事でも、口癖のように「最悪」「最低」という人はいませんか。気持ちは、言葉に影響を受けるものです。気にしなくても構わないような小さな出来事にまで「最悪」「最低」と口に出し、自分の人生を不満だらけにするのはやめましょう。

また、場の雰囲気は、その場にいる人の言葉の影響を受けます。他人にどのような影響を与えるか、聞いた人がどう受け取るのか、ということを考える心遣いも大切です。

③攻撃的なもの

たとえグチの内容がもっともなものであったとしても、きつい口調で怒鳴り散らしたり、汚い言葉で周囲を攻撃したりすれば、組織に自分の居場所をなくし、却ってトラブルを招いてしまいます。

汚い言葉を聞かされては、周りの人も同情よりもマイナス感情が先に立ち、元は自分に理があったとしても、味方となって理解してもらうことが難しくなります。

④陰口・悪口混じりのもの

とくに職場では、特定の個人に対する陰口・悪口が込められたグチは厳禁です。聞いた人は「もしかしたら自分もいないところでは言われているかも」と思ったり、言った人に裏表を感じてしまいます。

⑤頻繁なもの

グチをこぼしている間に、仕事はできません。手を動かしながら話しているとしても、集中はできていないでしょう。何にでも悪いところを見つけ、小さなことにも不平不満の種を見つけてグチをこぼせば、「文句ばかり言っていて仕事をしない人」と評価されてしまいます。

適切なグチの「こぼし方」を身につけよう

グチは、たとえ「悪いグチ」でないとしても、そうそうこぼしてよいものではありません。グチをこぼす場合、信頼を失うような悪いグチにならないよう気を付けるほか、相手の気持ちに配慮することも忘れないようにしましょう。

①時間は短く

不平不満をだらだらと垂れ流すのではなく、グチをこぼすのは、「この場限り」「この時間限り」と気持ちをしっかり区切るようにしましょう。

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