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「せっかち」な性格をチーム仕事に活かすには? チームに対して「安心感を与えられる人」になる

東洋経済オンライン / 2024年7月8日 12時0分

せっかちな人のための“チームでの仕事術”を解説します(写真:Gaudilab/PIXTA)

せっかちな性格はスピーディーな仕事につながることもありますが、チームのマネジメントを行うときにはそれが仇になる可能性も。せっかちな性格を自認するクリエイティブディレクターのハラヒロシ氏は、「その性質を活かした“早い対応”によって安心感を与えることで、チームにいいパフォーマンスを生み出すことができる」と言います。せっかちな人のための“チームでの仕事術”を解説してもらいます。

※本稿は、ハラヒロシ著『「効率化」と「クオリティ向上」を同時に実現する せっかち式仕事術』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

締切はやや早め&細かく設定する

締切があると、つい気になってソワソワしてしまうのがせっかちの性。

それを逆手に取れば、せっかちな人にとって、締切は「戦略的ツール」となりえます。

ひとつは、締切をやや早めに設定すること。これにより、時間に追われることなく目標を達成するペースを確保できます。

もうひとつは、大きなプロジェクトを小さなセクションに分割し、それぞれに締切を設定することです。全体の進捗状況を把握しやすくなって、タイムマネジメントが向上します。

これは、自分自身のタスクに余裕を持たせるだけでなく、チームのスケジュール管理にも力を発揮します。

せっかちな人がチームで仕事する場合、自分だけでなく他者の進捗が気になり、予定通りに進んでいない場合に過剰なストレスを感じてしまいます。

この場合、たとえば全体の締切が10日間のところを、やや早めの8日間で一度報告をしてもらうようお願いしたり、細分化されたタスクにもそれぞれ期限を設けるなど、「締切をやや早めに、細かく設定」することをおすすめします。

全体のコントロールがしやすくなるので、マネジメントの観点からもとても有効です。

私は長らくディレクターとしてチームをまとめる立場にいますが、この「締切をやや早めに、細かく設定する」はかなり意識的に取り入れています。

長期にわたるプロジェクトが、想定よりも早く終わる効果も期待できますし、自分自身の安心材料にもなっています。

せっかちスキルをチームの共有財産にする

私はチームで仕事をする場合、誰かの持っているアイデアや知識がほかの誰かに伝わっていない状態をなるべくなくすようにしています。

チームとして共有されていない情報があるということは、意思の疎通に余分な時間がかる、ムダな作業が発生するかもしれないなど、効率的でないと思ってしまうからです。

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