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目黒蓮「世田谷区内の小田急線」がハマる深い理由 SnowManっぽい駅は「新宿」、キンプリとSixTONESは?

東洋経済オンライン / 2024年7月15日 20時0分

19歳の頃、「このままじゃダメだ」と感じた目黒は、「光が見えてなかったら辞めようってリミットを決めました」と、2年後をタイムリミットにしていたという。そして、「やりたいことはやりたいと口に出す。失礼かもしれないとか思わないで、まずは意思表示する」(※3)と決意する。まさに、人より遅めに言葉にし始めた瞬間だ。

さらに、タイムリミットまでに叶えたいことを“夢ノート”に書き出した。Jr.の番組に出ること、モデルをすること、ドラマに出ること……そして、震える字で「デビューしたい」と書いた。

「当時はそのどれもできていなくて、自分も周囲も『絶対無理じゃん』と思うような夢だった」(※6)と振り返るが、目黒は2、3年でこれらすべてを叶えることになる。さらには、80歳くらいまで自分の未来図を決めているというから(※7)、時代に流されない強いスターとして存在し続けていくだろう。

小田急線の世田谷区の駅のような、ゆったりとした雰囲気を纏いながら、芯の部分で意志の強さを持ち、それを言葉にしていったときに、目黒の人生は展開していった。自分でも「僕自身に熱い部分があるのかもしれません」と語っている(※6)。

やはり「目黒蓮に似合う駅」は…

そういえば、小田急線とは対極にある“港区”男子を演じたこともあった。映画化も決定している、昨年の目黒の主演作『トリリオンゲーム』。目黒演じる主人公は起業をし、IT企業やテレビ局を舞台にのし上がっていく。

この作品の舞台は、そういった会社が多くあるような、港区を彷彿とさせる。いわばギラギラした東京だ。

目黒自身も、人生ゲームの駒を進めてきた。俳優として『silent』でブレイクし、Snow Manも2021、2022年度に続いて今年も上半期のオリコン・アーティスト別セールス部門で第1位になるなど絶好調だ。だが、ブレイクを経てギラついているかと言えばまた違う。

Snow Manとして国民的アイドルと呼ばれるようになりたいという野望を持ちながらも、「究極を言えば、自分たちを応援して好きでいてくれる人たちが、幸せで元気に生きてくれていたら、それより大切なものってこの世にないんじゃないかと思うんです」とも語っている(※6)。

競争を煽られる東京の中にありながら、本当に大事なものを忘れないで幸せに生きる意志がある――。やはり、目黒蓮は世田谷区の小田急線の駅が似合う人物なのである。

【“聖地”写真】都会ながら牧歌的? 「目黒蓮に似合う」小田急線の駅たち(12枚)

※1『CanCam』2021年11月号

※2『週刊朝日』2022年12月9日号

※3『MYOJO』2021年3月号

※4『日経エンタテインメント』2024年8月号

※5『日経エンタテインメント』2021年2月号

※6 『AERA』2023年3月20日号

※7 『TVガイド』Alpha vol.34

霜田 明寛:ライター/「チェリー」編集長

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