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「批判から入る?」自分の思考パターンの見極め方 私たちが無意識に持っている7つの思考パターン

東洋経済オンライン / 2024年7月19日 18時30分

自分が無意識に持っている思考パターンを探ってみましょう(画像:FabrikaSimf/PIXTA)

同じ物事でも、ポジティブに捉える人もいればネガティブに捉える人もいます。問題解決コンサルタントの岡佐紀子氏は、「私たちは無意識に思考パターンを持っています。自分がどの思考パターンを持っているかを知ることで、他人に対してストレスを感じることが減り、物事を客観的に見ることができます」と言います。岡氏の著書『正しい答えを導くための疑う思考』から一部抜粋・再構成のうえ、誰もが持つ「7つの思考パターン」について紹介します。

誰もが心に「7匹の犬」のどれかを飼っている

私たちは、完全に客観的になることはできません。性格や生まれ育った環境などの影響で、さまざまな思考パターンを持っているのが普通です。ですから、上司に厳しく注意されたとき、「嫌がらせをされているんじゃないか」と思う人もいれば、「私は悪くない!」と反発する人もいます。また、同じ状況を成長のチャンスと捉える人もいます。

このように、同じ体験をしても、人によって捉え方や生じる感情は違います。

私たちが無意識に持っている思考パターンは、ざっくりと7つに分けることができます。本稿では、7匹の犬にたとえてみました。

犬を飼うときには、犬が社会生活に適応できるようにトレーニングをしますよね。犬を飼われている方はわかると思いますが、犬種によって性質は全然違います。

また、個体によって性格も違いますから、その子に合わせたトレーニングが必要になってきます。

自分が心の中にどの犬を飼っているかを知ることで、自分の中にいる犬のトレーニング方法が見えてきます。そして上手にトレーニングすることができれば、他人に対してストレスを感じることが減っていくのです。
それでは、それぞれの犬の特徴を見ていきましょう。

論理の穴やミスなどに気づくことができる「批判犬」

●「すべての事象には問題がある」:批判犬

疑う思考を最も強く備えているタイプ。

物事に対してさまざまな角度から見るクセがあるので、ときに面倒がられることもあります。

私の夫がこのタイプです。先日も、ある雑誌を見ながら「この文字サイズだと、高齢の方は読みにくいかも」「情報が多すぎて最後まで読み終えるのが大変だね」など、次から次に批判が飛び出しました。

批判犬は、良くも悪くもすべてを疑っていく思考パターンです。そのため、正しいことであっても疑います。よく、疑い深い、猜疑心が強いと言われる人がいますが、こういう方は批判犬と、後述する心配犬の両方を飼っている人です。

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