「医者が嫌いすぎる」夫を襲ったまさかの"出来事" 結婚20年の妻も驚き、彼が受診を決意したワケ
東洋経済オンライン / 2024年7月21日 7時30分
50歳の女性は、医者嫌いの夫(会社員・56歳)に困り果てていた。鼻の持病が悪化しているのに、何かと難くせをつけて耳鼻科に通おうとしないからだ。
しかし、あることをきっかけに、夫は治療に前のめりになる。夫の気持ちを変えることになったまさかの出来事とは――。
鼻腔に細菌が増殖して起こる病気
女性の名前を山口直美さん(仮名)、夫の名前を誠さん(仮名)としよう。直美さんによれば、誠さんは今から5年ほど前に「好酸球性副鼻腔炎」と診断された。
【図版で見る】国の難病指定「好酸球性副鼻腔炎」とはどんな病気か、わかりやすく解説
副鼻腔炎は鼻の穴の周囲に広がる大小の空洞(副鼻腔)に、炎症をきっかけに細菌が増殖して膿(うみ)が溜まり、鼻水が出たり鼻づまりが起こったりする病気だ。
膿が残ったまま、症状を繰り返している状態を慢性副鼻腔炎という。
好酸球性副鼻腔炎は、両側の鼻の中に鼻茸(はなたけ:鼻の粘膜が炎症を起こすことによって放出された物質が、粘膜の腫れを促す細胞を活性化してできる、やわらかい塊)がたくさんできたり、手術をしても再発しやすかったりする難治性の慢性副鼻腔炎。治療法が確立されていないため、“国の指定難病”となっている。
実は誠さんの鼻の異常は、診断される10年ほど前からあったという。
「結婚して10年ほど経ってからでしょうか。あるときから鼻水が止まらなくなりました。気がついたら始終、ティッシュで鼻をかむようになったのです」(直美さん)
「鼻荒れ」予防に高級ティッシュ
やがて「鼻が荒れちゃう」と、かみ心地のいい高級ティッシュを使うように。ただ、耳鼻科を受診するようすすめても、断固として行かなかった。
実は誠さんは昔から大の医者嫌いなのだ。
「風邪ぐらいでは基本、医者にかかりません。結婚して20年ほどですが、医者にかかったのは帯状疱疹のときくらいだったと思います」と直美さん。帯状疱疹のときは、目の周りにひどい水ぶくれができた。
そのときは「お岩さんのようになってしまい、このままでは会社に行けないということで受診したのです」と言う。
会社の健康診断ではピロリ菌に引っかかり、除菌をすすめられているが、放置している。50代以降の男性にすすめられている「前立腺がん検査」も受けていない。
「病院嫌いの理由をはっきり聞いたことはありませんが、怖いのと、面倒なのと両方あると思います。だから、ひどくなるまで、受診を我慢するのでしょう」(直美さん)
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