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みなとみらいに爆誕「巨大フードコート」のスゴさ 「ワールドポーターズ」で世界の味を楽しめる

東洋経済オンライン / 2024年7月21日 12時0分

都内からそう遠くない距離にあり、県内だけでなく関東から、ちょっとしたお出かけ先として親しまれていることにも納得のコンテンツ力だ。

横浜の歴史を学んだところで、フードコートへと向かおう。ワールドフードホールがある横浜ワールドポーターズは、1999年に開業。世界に開いた港湾都市である横浜らしく「いろんな世界がここにある」をコンセプトとする。

2024年、「超エンタメモールへ」を標榜して全体の4割以上に相当する店舗を刷新する大規模なリニューアルを行い、7月の第2期リニューアルオープンで誕生したのが、今回のメインテーマであるワールドフードホールだ。

そのコンセプトに違わず、世界とエンタメの双方を感じられるフードコートになっている。例えば、フードコート内で営業している店舗はシンガポールの国民食「シンガポールチキンライス」やラクサなどを楽しめる「新嘉坡鶏飯」、ベトナム料理の「越南路」、韓国料理の「韓美膳」といったラインナップである。

その他、フードコートでの飲食とともにテークアウトなどでも楽しめるおにぎりやカレーパン、スイーツの店舗がぎっしりと営業しており、リニューアルから間もないこともあってか、全500席ほどのキャパシティでは到底さばき切れない人数がおり、席を求めてうろうろしている。当然私もその1人である。昼時をやや外れて午後2時ごろで、この集客力は恐れ入る。

席取りで彷徨う人々、溢れる熱気

それにしてもフードコートの席取りというのは難しい。理で考えれば、いつかは食事を終えて立ち上がるのだから「ここ」と決めて近くで立って待っていれば、必ず席にありつける。そんなことはわかっている。それでも「もっと早く座れないか」「もっといい位置がないか」と色気を出して歩き始めてしまうのが、理から外れた人情というものだろう。

それにしてもこの日は混雑が激しく、私だけでなく数十もの人がさまよっている。席と席の間隔が狭いし、店舗調理の熱か、人々の熱気か、冷房の不調か、とにかくジメジメモワモワと暑苦しい。さながらジャングルをかき分けて獲物を探すハンターのような気分である。

15~20分くらいは歩いたろうか。木を見て森を見ず、というか、実はフードコートエリアの中央だけでなく、ちょっと離れた場所にも席があり、意外とこの辺りは座席ハンターが少ないことに気づいた。

もう席を立ちそうな人がいたので、“禁じ手”というほどではないが、声を掛けると席を譲ってもらえた。落ち着いて辺りを見ると、8人連れでまとまった席を確保している猛者もいる。どんな手を使ったのだろうか。

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