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吉野家「ワンコイン死守・487円朝食」の凄い安堵感 他社と比べると高めも、自助努力でお安く楽しめる

東洋経済オンライン / 2024年7月27日 8時0分

そのイメージを払拭するのが、5年ほど前から増え始めた「黒い吉野家」。クッキング&コンフォート(直訳すると料理と快適さという意味)の略して、C&Cと呼ばれています。モーニング好きとしては「カレーショップ C&C のこと?」と一瞬思ってしまいそうですが、クッキングとコンフォートの「C」なのです。

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カフェを意識した店舗づくりが特徴で、ドリンクバーや限定メニュー、テーブル席で長居しやすい雰囲気づくりなど、女性でも利用しやすいおしゃれな内装となっているそう。

ホームページに「C&C」の記載がある店舗を訪ねたところ、どんなに変わっているのかとワクワクして入店すると、そこには既視感漂う光景が広がっていました。

カウンター席のテーブルの形状が斜めになっていたり、テーブル下にコンセントが設置されていたり、壁に飾られたフェイクグリーンがカフェっぽい雰囲気を醸し出しているものの、店内中央にはおなじみのU字のカウンターがレイアウトされ、席に座っているのは男性客のみでした。

どうやら「黒い吉野家」にもいろいろあるようで、お馴染みの「吉野家」を「黒い吉野家」っぽくリニューアルした「中間の吉野家」だった模様。店舗の看板は、黒にオレンジではなく、オレンジに黒という組み合わせでした。

消費者的にはややこしい、しかし会社的には別物なのであろう……という、組織の論理を感じさせる店舗なわけです。

ちょっぴりがっかりしたような、「よしよし、もうひとネタできたぞい…!」と軽く儲けたような不思議な気持ちで、朝食をいただくことにします。

ハムエッグ牛小鉢定食 567円

今回筆者がオーダーしたのは、「ハムエッグ牛小鉢定食」税込567円。

500円以内のモーニング食べ比べという趣旨に反しているようですが、実はスマホアプリのクーポンを使うと80円値引きで食べられるので、支払ったのはワンコイン以下で税込487円でした。この物価高、細かいことは言ってられないご時世なのです。

内容は以下。トレイにはお皿が5つ並ぶ、目にも豪華な朝ごはんです。

・牛小鉢
・目玉焼き
・ハム
・野菜サラダ
・ご飯
・みそ汁

ご飯は増量だけでなく、おかわりも無料。タブレットのタッチパネルを使っておかわりもオーダーします。腹ペコさんには嬉しいサービスですね。

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