1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

吉野家「ワンコイン死守・487円朝食」の凄い安堵感 他社と比べると高めも、自助努力でお安く楽しめる

東洋経済オンライン / 2024年7月27日 8時0分

最安値の納豆定食が税込430円、13メニューのうち10メニューが500円以上と、あえて安さを訴求しない形で勝負しています。

だからといって、メニューにも個性があるかというとそうではなく、出てくるおかずは生卵、目玉焼き、納豆、鮭、塩さばと、同業他社と大差はなし。目玉焼きとペアを組むのが、ハムかソーセージかベーコンかぐらいしか違いはないのです。

吉野家はちょっと高めだけど、納得のおいしさ

朝食メニューに生卵を使っているのに、あえて玉子かけごはん定食を出さない戦略、それこそが「吉野家的」だなと感じます。「吉野家」の牛丼並盛の価格は税込468円で、「すき家」と「松屋」はともに税込430円です。同業他社と比較するとちょこっとお高め。

このちょこっとの価格差が、「吉野家」のブランディング、「吉野家らしさ」に繋がっています。

もちろん、「吉野家」のキャッチコピーにして、牛丼チェーンの定義となっている「うまい、やすい、はやい」は大前提なので、大きく価格差をつけることはしませんが、「他の牛丼屋よりちょっと高いけど、納得のおいしさ」という部分にこそ、ユーザーは惹きつけられているように感じます。

スキレットで香ばしく焼けた目玉焼きで「吉野家」のこだわりを味わう朝です。

【その他の画像も】「安心感あふれる牛小鉢」「香ばし目玉焼き」 物価高の今でも、工夫次第で「ワンコイン」も可能な吉野家の”充実モーニング”の様子【25枚】

今月の「牛丼屋シリーズ」その他の記事はこちら

すき家:すき家の「ディストピア朝食・500円」の正直な感想  「使い捨ての容器」には賛否あるだろうけど…

なか卯:「490円モーニング」で味わう無比の"喜び" 大資本が可能にする、身体にも心にも染みる朝食

松屋:松屋×松のや「ワンコイン朝食」でいいとこ取りな朝 値上げ後でも工夫次第でお安く美味しく楽しめる

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください