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ついに「株価の大暴落」が始まったのだろうか 相場はすでに「大きな転換点」を迎えている

東洋経済オンライン / 2024年7月27日 9時30分

酷暑対策に踏み切ったのはすばらしいが、いかにも中途半端だ。馬も騎手も観客も約3時間、どこで休んでいればいいのか。家に帰って昼寝できるのならいいが、そうでない以上、かなり体力的にしんどい。

そして、準メイン、メインの時間は、これまでと変わらない。テレビ放映への配慮かもしれないが、しかし、メインが終わったあと、その後のレースの馬券が従来と同じように売れるとは思えない。終わりの時間も「ナイター」にならないように、ということかもしれない。

さまざまな妥協の産物だが、あまり解決にならないのではないか。まず、15時台は十分に暑いし、パドックなども考慮に入れれば、実際は14時台にはスタートしているから、最も暑い時間帯を回避できているわけではない。

やはり、ここは思い切って「馬券の売り上げ最優先主義」をこの時期だけ棚上げし、7月後半から8月中旬までは、北海道競馬だけ、にしたらどうだろう。札幌・函館の同時開催である。

絶対、JRA(日本中央競馬会)関係者は誰も賛成しなそうだが、私がこの欄で提唱してきた「北海道の第3のトレーニングセンター」が完成すれば、キャパシティーの問題は解決する。そうなれば、滋賀県の栗東と茨城県の美浦からのシステマティックな航空輸送の仕組みの確立もやらざるをえなくなり、よいこと尽くめではないか。

問題は馬券が売れなくなることであるが、メインのあとに5レースもやることに比べれば、売り上げ減少は限定的になると思われる。また思い切った北海道キャンペーンを、別の団体であるホッカイドウ競馬と連携して門別競馬との連続・共同開催を行うだけでなく、セレクトセール、セレクションセール、サマートレーニングセール、という当歳馬、1歳馬、2歳馬の競り市なども加え、大々的なキャンペーンをするべきではないか。

28日に札幌競馬場で行われるクイーンカップを始め、函館2歳ステークス、札幌2歳ステークスなどのこれまでの重賞に加えて、3歳戦のサマーダービーなども新設する。さらにG2競争として行われている札幌記念を、G1の宝塚記念のような、ファン投票によるチャンピオンレースに格上げし、欧米の秋のレースへの前哨戦(好走した馬には遠征費用を大胆に補助する)とするなど、盛り上げたらよいと思う。ぜひ検討をお願いしたい。

新潟の「千直」は「ダートの実力馬」で勝負

さて、28日の新潟のメイン重賞(第7レース、15時45分発走)は、名物「新潟千直」、芝1000メートル競走のアイビスサマーダッシュ(G3)である。血統評論家達が「新潟千直はダート血統でも走る」といっているが、確かによく知られた事実ではあるが、その理由はあまり理解されていない。

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