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ついに「株価の大暴落」が始まったのだろうか 相場はすでに「大きな転換点」を迎えている

東洋経済オンライン / 2024年7月27日 9時30分

日本の芝の競馬とダート競馬の違いは、芝かダートかというサーフェスの問題ではなく、レースのあり方の問題だ。芝はとにかく直線までためて、直線に向いたときの位置取りと切れ味で勝負、ということであり、器用に短時間で加速できる馬が勝ちやすいレースになる。一方、ダートは最初からある程度の力で走っていって、直線でどれだけ余力があるか、というレースである。

つまり、芝は器用さ、ダートはスピードの持続力が要求されるので、実はダート競馬のほうが実力が重要なのである。芝の直線競馬も最初からみな飛ばすため、1000メートルスピードの持続力が必要になり、スピードに関するスタミナが必要になる(スピードとスタミナは相反するという考えは間違いである)が、コーナーを上手に回る器用さは必要とされないため、本質的にはダートのレースと似た能力が必要とされるのである。

日本の競走馬がさらにレベルアップするためには、ダートレースと新潟の芝の直線競馬の位置づけをもっともっと上げる必要がある。

ということで、本命は、ダートの実力馬チェイスザドリーム。前走、初めての芝のレースが新潟千直となったが、1番人気で完勝した。ここも極端な内枠でなければ完勝だろう。単勝。 

※ 次回の筆者はかんべえ(吉崎達彦)さんで、掲載は8月3日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

小幡 績:慶応義塾大学大学院教授

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