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15年間「果物だけ」を食べ続けてわかったこと 医師の「フルーツの食べ過ぎに注意」に異議あり

東洋経済オンライン / 2024年7月31日 11時0分

もちろん、比較グループもないたった1人での実験なので、エビデンスとしてのレベルは低いです。なので「ただ1人の実験データなど意味がない」といった批判もしばしば受けます。しかし、普通ではできない特異な人体実験だからこそ、医学的にも面白いデータが得られることがあります。

ただし、「私も真似できそう」と安易に思うのは非常に危険です。私の場合、実験開始時にはすでに成人しており、自己責任で続けています。独学ですが、栄養学やフルーツ健康学も学んできました。また、毎日、すべての飲食物の重さを計り、摂取栄養素の計算を行っています。

1回のフルーツの適切な食べ方を知るために、採血するなどして、食後血糖値の変化も詳しく調べています。さらに、年に1度の健康診断や不定期の血液検査を続け、健康状態を把握しています。なにより、家族や友人と外食しようと思っても、たいてい一緒に食べられるものがまったくありません。だから、このような極端な食生活はまったく勧められません。

ただし、国が推奨するように、健康のために毎日200gはフルーツを食べることをこころがけていただきたいです。200gの目安としては、Sサイズの温州ミカンなら4個、普通サイズの、リンゴなら半分強、モモなら1個、メロンなら2切れ、キウイなら2個、バナナなら2本くらいです。1度に200gを食べなくても、1日のうちで何回かに分けて食べてもらえれば大丈夫です。

中野 瑞樹:毎日フルーツ200g推進協会代表

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