クマを愛するYouTuberがクマに襲われ危機一髪 クマとの遭遇予防策は? "おにぎりグマ"とは?
東洋経済オンライン / 2024年8月2日 8時0分
日本各地でクマによる人身被害が多発している。
「原生林の熊」の名で活動するYouTuber佐藤誠志さんは2023年9月、キノコ採りの最中、ツキノワグマに襲われた。
キノコの解説などをしながら動画を撮影していたところに突然、ツキノワグマの親子が現れたため、追い払うまでの一部始終がカメラに収められていた。動画には、体長1mに満たない母グマが執拗に佐藤さんを攻撃する様子が映っている。
命がけだった格闘の様子をYouTubeで公開すると、これまでに58万回近くも再生された。20年来、山に入り自然の恵みを頂いてきた佐藤さんがこの動画を公開したのは「山に入る以上、クマに襲われる危険性は常にある」と警鐘を鳴らすためだという。
夏は登山やキャンプなどで山に入ることが増えるシーズンだ。毎年、狩猟にも参加しクマの生態にも詳しい佐藤さんに、クマ遭遇のリスクを減らす方法を聞いた。
山の暮らしを発信するYouTuber
環境省の発表によると、2023年度のクマによる人身被害は198件。219人が負傷し、うち6人が死亡した。このうち141件が東北地方での事案で、中でも秋田県(62件)、岩手県(46件)で、この2県の被害が突出して多い。
東北地方では2023年、頻繁にツキノワグマが市街地に出没し、学校や商業施設に立てこもるなど日常生活が脅かされる事態になった。また、登山者や山菜採り、釣りなどで山に入った際に襲われる被害も多く、2024年はすでに前年を上回るペースで推移している。
【写真】以前、佐藤誠志さんが山で見かけたクマなど(10枚)
そんな岩手県の北東部に位置する岩泉町で、春は山菜採り、秋はキノコ採り、冬は狩猟に愛犬を連れて山に入り、その様子をYouTubeで発信しているのが佐藤誠志さんだ。
チャンネル名はクマへの憧れと親しみから
佐藤さんは2013年にYouTubeチャンネル「原生林の熊」を開設。森の様子やキノコの生育などを語りながら原生林の森を歩き、その映像と音声を頭に装着したカメラで撮影。編集し投稿している。
このチャンネル名にしたのは、クマへの憧れと親しみからだと言う佐藤さん。「クマは山の神のような存在。かっこよくて、かわいくて、しかも美味しい(笑)。 原生林で遊び、恵みを頂く自分は、ちょっとクマに似てるなあと思って、『原生林の熊』と名乗るようになりました」。
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