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スターバックスが「飲み放題」京王プラザの大胆 2000円で堪能する「眺望とコーヒー体験」の価値

東洋経済オンライン / 2024年8月4日 10時0分

多いときで1日300人を超えるという一般利用客からの収益や、話題性による認知度のアップは京王プラザホテルにとっても大きなメリットがあるからだろう。

今後も利用客の声を聞きながら運営を考えていくというが、今のところは、昼間は一時利用客、夜は宿泊客というすみ分けが自然とできているようだ。

ネスレ・スターバックスの提携プログラムとは

ホテルのラグジュアリーな空間が一般客に利用できるという点でも話題性があるが、さらにネット上で注目を集めているのが、スターバックスのドリンクが楽しめるという触れ込みだ。といっても、スターバックスの店舗があるわけではない。

フロア中心部の「ラウンジ」というスペースに、ドリンクマシンが設置されており、スターバックスのコーヒー豆を使用したラテやカプチーノなどがセルフサービスで利用できるのだ。

ネスレ日本が提供する「We Proudly Serve Starbucks」Ⓡコーヒープログラムという事業により、このサービスが可能になっているらしい。

ネスレは2018年8月にスターバックスとグローバル提携契約を結び、液体飲料商品およびスターバックスの店舗内のすべての商品を除く小売用、業務用製品の世界規模の協力とコーヒー製造の提携を行うこととなった。そのため2019年の4月から、スターバックス家庭用コーヒー製品がネスレより販売されるようになっている。

オフィスやホテルなどにマシンを設置し、挽きたて、淹れたてのコーヒーを提供する事業もその一環でスタート。同プログラムのウェブサイトによると、バイヤーにより世界から厳選されたアラビカ種のコーヒー豆を使用し、最適な焙煎を行っているという。

提供サービスには、スタッフが常駐して提供する「サーブタイプ」、フルオートのマシンを使いセルフで利用する「セルフサーブタイプ」、挽きたて、淹れたてのブラックコーヒーを提供する「ブリュワータイプ」の3つがある。京王プラザホテルはセルフサーブタイプ、ブリュワータイプのマシンを1台ずつ入れているようだ。

実際の導入事例も掲載されており、企業やホテル、クリニックなどが福利厚生やサービスの目的で導入する例が一般的なようだ。
世界的に力があるスターバックスブランドの、家庭用・業務用コーヒーの販売網を広げるのが同プログラムの狙いのようだ。

実際の味はどうだろうか。ブラックコーヒーのほうは、苦味が控えめなバランスのよい味。挽きたてなので香りも楽しめる。カフェラテはコーヒーの苦味、ミルクの風味どちらもちょっと薄味に感じた。ヘーゼルナッツフレーバーのラテ、カプチーノもラインナップされており、ラテを試飲。プレーンなラテよりもヘーゼルナッツの風味がある分、コクを感じた。

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