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ステージ4・末期がん夫が語る「明るい入院のコツ」 節約を楽しみ、入院食を楽しむ「入院の達人」

東洋経済オンライン / 2024年8月4日 13時5分

ベッドの上で、タブレットを観ながらのランチタイム(手のむくみがすごい)(筆者撮影)

ロスジェネ世代で職歴ほぼなし。29歳で交通事故にあい、晩婚した夫はスキルス性胃がん(ステージ4)で闘病中。でも、私の人生はこんなにも楽しい。なぜなら、小さく暮らすコツを知っているから。

先が見えない時代でも、毎日を機嫌よく、好きなものにだけ囲まれたコンパクトライフを送る筆者の徒然日記。大好評の連載第16回(後編)です。

都心に住めば、いざ病院のお世話になるようになっても、家が近いため荷物が少なくて済むこと、主治医とソリが合わなくても交代してもらえるなど、メンタル的にもメリットがあることを、前編の記事ではお伝えさせていただきました。

【画像13枚】「テレビは不要、冷蔵庫も不要」「ケチらないほうがいいのは意外なアレ」 大都会での入院はこんな感じ

後編では、「入院の達人」となった夫に聞いた、「明るく快適に病院で過ごす」ための工夫をご紹介します。

入院費用の節約まで楽しむ、入院の達人となった夫

最近の夫は「入院費用の節約」に楽しみを見いだしています。本人曰く、入院生活のコストを下げつつQOLを上げるための秘密兵器はタブレットだそう。

病室のベッドの横にはテレビがあるのですが、テレビと冷蔵庫の使用料が1日税込1,100円するのです。入院当初は「病院ではテレビと冷蔵庫を使うのが普通」と思っていたのですが「テレビと冷蔵庫は使いません」と宣言すれば、2週間で約1万5,000円のコスト削減となります。

【画像13枚】「テレビは不要、冷蔵庫も不要」「ケチらないほうがいいのは…」 大都会での入院はこんな感じ

だからといって我慢しているということはまったくないそうで、タブレットのテレビ見逃し配信サービスやら、だいたいのバラエティ番組やドラマは観られます。民放なら「ティーバー」、NHKも専用の配信サービスがあります。

さらに我が家はアマゾンのサブスク「アマゾンプライム」に契約しているので、動画配信サービス「プライムビデオ」や音楽配信「ミュージックプライム」、書籍読み放題の「プライムリーディング」などのサービスを使うことで、暇つぶしはバッチリです。

タブレットとノイズキャンセリングイヤホンで充実の入院ライフ

そこそこ体調がよく体を起こせる時は、タブレットで動画鑑賞や読書をして過ごします。

夫は病床で海外ドラマの一気見をして、妻は自宅で人気アニメの一気見をする。入院中はお互いに好きな番組を好きなだけ観るという、普段はなかなかできない贅沢な時間の使い方です。

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