「500万円の借金」抱えた男が結婚するまでの軌跡 若い頃は「結婚できなかった2人」の最強の相性
東洋経済オンライン / 2024年8月4日 12時30分
若いときに自分や家族が体調を崩していたり、仕事が過酷すぎて恋愛どころではなかったり。結婚したくてもできなかった人は意外と多い。
でも、人生に遅すぎることはない。年齢を重ねるほど婚活は難しくなるのは一般的だが、「信じられる人を信じて行動する」ことが唯一無二の幸せに結びついたりするものだ。今回はそんな結婚ケースを紹介する。
優しげな雰囲気がよく似ている2人
ともに埼玉県出身で、2年前に結婚した後も県内の賃貸アパートで2人暮らしをしているのは木村真一さん(仮名、49歳)と弘子さん(仮名、46歳)。真一さんは自宅から「原チャリで20分」のところにあるレストランで雇われ店長をしている。弘子さんは専業主婦だ。2人ともメガネ姿で優しげな雰囲気がよく似ている。「兄妹みたいだね」と言われることもあるらしい。
真一さんは高校時代からファミリーレストランでアルバイトをしており、20歳のときに料理人の道を歩むことを決意。都心にあるフレンチレストランで10年間修業をした。
「シェフが厳しい人でしたが、何とか辞めずに続けて、途中で調理師免許も取得しました」
その頃に付き合っていた同い年の恋人がいた。真一さんにとっては「初めてのちゃんとした彼女」。相手は結婚したがっていた。しかし、薄給で、まだいろんな経験がしたいと思っていた真一さんは決めきれず、あるとき「ほかに好きな人ができた」と振られてしまった。26歳のときだった。
30代になってからは今さらながら結婚願望が高まった。妹や友人たちなど結婚して子どもをもうけた人が多くなり、憧れるようになったからだ。しかし、飲食業は土日が仕事。街コンなどの出会いの場に出られないことが多かった。
42歳のとき、真一さんは勝負に出る。念願の「自分の店」を神奈川県内で開いたのだ。
「でも、経営のことがよくわかっていませんでした。調理からお金の管理まですべて自分でやりましたが、接客までは手が届きません。アルバイトを雇ったら、人件費で利益がなくなりました。赤字続きです」
真一さんは1年ちょっとで見切りをつけて店をたたんだ。政府系金融機関などからの500万円ほどの借金が残った。
「地元に戻って勤め先を探しました。それが今の職場です。独身の弟が公団住宅に住んでいたので居候させてもらいました」
幼い頃から苦しいことが多かった弘子さん
弘子さんのほうは幼い頃から苦しい人生経験をしている。不仲の両親から八つ当たりをされることが多く、物心ついた頃から「私は死ななくちゃいけない」と思っていたという。外の人間関係にもなじめず、中学校時代には唯一の友だちに裏切られてクラス中から無視をされるといういじめに遭う。
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