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韓国バーガー「マムズタッチ」渋谷店の"秘策" ドンジョンCEO「コスパが重要な消費トレンド」

東洋経済オンライン / 2024年8月5日 10時0分

2024年4月16日に渋谷にオープンした韓国チキンバーガーチェーンの「MOM’S TOUCH (マムズタッチ)」。スクランブル交差点から至近の好立地は、もとはマクドナルドがあった場所だ(撮影:尾形文繁)

バーガーの激戦地、日本に新たなプレイヤーが参戦した。韓国No.1のチキンバーガーチェーン「MOM’S TOUCH (マムズタッチ)」だ。

【写真】「あご外れバーガー」とも呼ばれる、マムズタッチ一番人気の「チーズサイバーガー」

マムズタッチは2024年4月16日、渋谷公園通りに面した立地にオープン。ちなみに以前同立地にあったのはマクドナルド渋谷店。2023年11月に閉店している。

韓国発のバーガーとは? 

バーガーといえば、日本ではアメリカのイメージが圧倒的に強い。まず国内約3000店舗を数えるマクドナルドがそうであるし、チキンのチェーンながらKFC、バーガーキング、ウェンディーズ・ファーストキッチン、ウマミバーガー、シェイクシャックなど、すべてアメリカから上陸したチェーンである。

なんといってもアメリカのソウルフードであり、アメリカが本場だからだろう。

韓国発のバーガー、いったいどんな味なのだろうか。

看板メニューは「サイバーガー」(520円)。まず驚くのが、その高さ。サンドされているチキンが厚いのだ。「あご外れバーガー」との異名もあるらしい。自分の口の口径が足りるか心配しながら、ひと口かじってみる。

【写真】人気1位のチーズサイバーガー、2位のサイバーガー、3位の本格プルコギバーガー、骨なしフライドチキン、ヤンニョムチキン、ニンニク醤油チキン、明るく開放感がある店内、渋谷店で初めて導入されたベルトコンベア、CEOキム・ドンジョン氏(10枚)

サクッとした食感のあとに、できたてで熱々のやわらかい肉が肉汁とともに口の中にほどけてくる。チキンはプレーンに見えるのだが、実はしっかり辛く、かむほどに辛味が舌をピリピリと刺激する。それをピクルスの甘酢味、マヨネーズベースのソースが和らげてくれている。

チキンのバーガーはKFC以外にも各チェーンでそろえているが、サイバーガーはその中でもエキゾチックで個性的。一度食べたらクセになり、「あの味が食べたい」と思い出すような味といえるだろう。

メニューの人気ランキングは、1位がチーズサイバーガー。2位がサイバーガー、3位が渋谷店でのみ販売している本格プルコギバーガーとのこと。また新商品のハニーガーリックサイバーガーも追い上げている。

本格プルコギバーガーは、日本消費者にもっとも人気のあるテリヤキソースと、こちらも韓国料理の中で日本の消費者に好まれるプルコギをアレンジして開発したものだそうだ。

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