400cc以下の手軽な輸入バイクが増えている真相 普通二輪免許で運転できる2024最新モデル紹介
東洋経済オンライン / 2024年8月7日 10時0分
近年、20代など若い世代のバイク・ユーザーが増えたことで、比較的取得の楽な普通二輪免許で運転可能な400cc以下のバイクも充実してきた。そうした傾向は、国産メーカーに限らず、海外製の輸入バイクも同様。ひと昔前であれば、600cc以上の大排気量モデルがほとんどで、大型二輪免許がないと乗れなかったのだが、ここ10年ほどで普通二輪免許に対応するモデルも続々と国内販売されている。
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そんな400cc以下の海外製バイクで、2024年に国内へ新規導入されたのが、トライアンフモーターサイクルズ(以下、トライアンフ)の「スピード400(SPEED400)」と「スクランブラー400X(Scrambler400X)」、ロイヤルエンフィールドの「ブリット350(BULLET350)」、マットモーターサイクルズの「DRK-01」だ。ここでは、これら4モデルの特徴などを紹介。また、「第51回 東京モーターサイクルショー(2024年3月22~24日・東京ビッグサイト)」で実際に現車を確認した印象も踏まえて紹介する。
【写真】400cc以下、普通二輪免許で乗れる注目の2024最新輸入バイクのディテールをチェック。さらにライバルモデルも紹介(65枚)
400cc以下の海外製モデルが増えてきた背景
筆者を含め、1980年代や1990年代にバイクを乗りはじめた世代にとって、海外製の輸入バイクといえば、ハーレーダビッドソン(アメリカ)やBMWモトラッド(ドイツBMWのバイクブランド)、ドゥカティ(イタリア)などのモデルが代表的だ。いずれも欧米の有名メーカーだが、かつては600cc以上のバイクが当たり前で、1000ccを超える大型モデルが主流ともいえた。そのため、日本で乗るには、取得のむずかしかった大型二輪免許が必要だった。
とくに1995年までは、大型二輪免許は自動車教習所で取得できず、運転免許試験場でいわゆる一発試験をパスするしかなかった。筆者も一発試験で大型二輪免許(当時は、自動二輪の限定解除免許と呼んでいた)を取得したが、そのむずかしさはかなりのもの。中には10回以上チャレンジしても、合格にたどりつけないライダーもいたほどだ。しかも同じ排気量の国産バイクと比べても、当時の海外製バイクはかなり高価。そのため、筆者など一般庶民のライダーにとって、海外製の輸入バイクは「高値の花」といった存在だった。
日本市場を狙ったモデルが増加中
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