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事故物件の「オバケ調査」は業界の救世主になるか 一晩泊まり込んで部屋に異常がないかを調査

東洋経済オンライン / 2024年8月9日 11時0分

漏水がある賃貸物件は、貸せる状況ではないため「気づいてくれてありがとう」と感謝されたという。そこに異常な現象はなかったのだが、漏水はオバケより怖いものなのかもしれない。

また、オバケ調査に行ったところ、神主さんがお祓いのために来られていたが、児玉さんがキッチンの床下収納に違和感を覚えて、とりはずして床下を調べたところ、井戸を発見した。井戸のお祓いをしたほうがよいのではないかと相談したところ、その場にいた神主さんにも、地元の別の神主さんにも断られ、その井戸には触らないほうがよいという助言まであったという。

実は、その部屋は以前から退去理由として、病気になったから、怪我をしたから、離婚をするからといったものが続き、最後に自殺者が出たという物件だった。オバケ調査を依頼されたものの、その部屋は誰にも貸さない部屋になった。ゾッとする話ではないか。

さて、オバケ調査というと、単に怪奇現象を調べるだけかと思いがちだが、事故物件を抱えてしまった賃貸オーナーの救世主として、資産価値を回復するという、住宅業界の課題への挑戦でもあったのだ。住宅業界にどこまで影響を与えられるか、興味深い。

【画像】「オバケ調査」とは何か? 調査に使う機材や報告書のサンプル、ビジネスの仕組みなど(7枚)

山本 久美子:住宅ジャーナリスト

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