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熱中症、夏バテ、気象病…「酷暑の三重苦」予防法 日本の夏の暑さは、年々過酷さを増している

東洋経済オンライン / 2024年8月17日 16時0分

中鎖脂肪酸は、体脂肪として蓄積されにくいとされており、例えば、ココナッツなどからつくられているMCTオイルもその1つです。

もちろんとりすぎには注意が必要ですが、肉料理などの最後に少量を回しかけると味にアクセントが出ます。いくら健康的とはいえ、おいしくなければ続きません。体に良い油を上手に食事に取り入れてみてください。

気象病の原因、自律神経を酷使させるNG習慣

季節の変わり目は、気圧や気温の変化に応じて体内の熱を逃がして、体温を調節する自律神経への負担が大きくなるため、体調を崩しがちです。最近では、気圧や気温の変化が引き起こす不調を総じて「気象病」などと呼んでいるようです。

自律神経は、体温調節のほかにも心臓の拍動、ホルモン分泌、免疫機能、内臓など多くの機能をコントロールしているため、自律神経が酷使されると体のさまざまな箇所に支障をきたします。

疲れやすくなったり、食欲がなくなったり、眠りづらくなったり、動悸がするようになったり……。こうした季節の不調に対処するためには、できるだけ自律神経に負担をかけないような生活習慣がポイントになります。

やめてほしいことの1つめは、暴飲暴食です。

自律神経は内臓の働きのコントロールもしています。食べ物が断続的に入ってきたり、一度に食べる量が多かったりすると、内臓を動かすために、常に自律神経が働かざるを得なくなってしまうのです。

体温調節に頑張って働いている自律神経に、さらに負担をかけてしまうことになります。食事は、毎日、大体決まった時間帯に食べ、量は腹八分目が理想的です。

自律神経をいたわるには、この決まった時間帯というのがポイントになります。起床や入眠の時間帯も、なるべく同じにして生活リズムを整えましょう。そのためには、朝、起きたらカーテンを開けてしっかりと日光を浴び、朝が来たことを脳に知らせ、体内時計をリセットしましょう。

曇りや雨の日も毎朝、必ず行うようにしてください。

誰かに「話すだけ」でストレスは解消できる

2つめは、ストレスをためないことです。よくいわれることですが、言うは易しで、行うは難しですね。

現代社会で生きる人にとって、ストレスは誰もが抱えるもの。人は不安や恐怖といったストレスを受けると、それに対応するために交感神経を働かせて体を戦闘モードに切り替えます。当然、ストレスを抱えた状態が長引けば、交感神経が働き続けることになり、自律神経も体も疲弊してしまい、高血圧の原因にもなってしまいます。

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