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40、50代が始めるリスキリングで重要な7つの心得 すぐに結果は出ないもの、焦らずチャレンジを

東洋経済オンライン / 2024年8月26日 15時0分

❺ いつでも軌道修正しよう

知らない分野にチャレンジしたとき、やってみたら面白くない、自分の想定と違った、自分に向いていないといったことが明らかになる場合も多いはずです。

「一度決めたから最後までやり通す」ということにこだわらずに、いつでも柔軟に軌道修正をしましょう。自分の将来の方向性を決めるリスキリングを行うのですから、自分が楽しくなく、興味が湧かないことをやり続けると、結果的に成果に結びつかない確率も高くなります。

何度でも方向転換OKを基本にしましょう。

❻ すぐに成果が出なくても焦らない

リスキリングは、短距離走ではなく、長距離走であるため、途中でさまざまな障害があったり、ストレスがかかったりすることもあります。その際に焦ってしまうかもしれません。

しかし、仮にネガティブな状態になっても、しなやかに回復する力(レジリエンス)があれば問題ありません。すぐに成果が出なくて焦ったり、落ち込んだりしても、気持ちを切り替えて回復できることが大切です。

リスキリング継続のカギは、「レジリエンス」にあります。

自分のやっていることを信じる

❼ 発展途上の自分に自信を持つ

❻で述べたように、リスキリングはすぐに成果が出るわけではありません。そのため、ある種の思い込みというか、取り組んでいるプロセスそのものを信じることが必要になってきます。

現在発展途上にある自分に自信を持つことができると、それがエンジン(原動力)となって、前述の❶〜❻のマインドセットを維持しながら、リスキリングに取り組むことができるのではないかと思います。

仮に、信じることができないと思われても、新しいことに挑戦している自分を肯定する、褒めるといった姿勢は大切にしてください。

私自身、40歳からリスキリングに取り組み始め、転職活動で評価されなかった当時を振り返って、完全に「発展途上の自分に自信を持つ」ことができていたかというと、答えはNOです。

ですが、これまでにまったく経験のない新しいことに挑戦し、自分で納得のいく成果を出すことが何度かできていたので、その点は肯定的に捉えていました。だからこそ、「発展途上の自分」の状態に身を置くことができていたのだと思います。

後藤 宗明:一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブ代表理事  SkyHive Technologies 日本代表

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