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アキュラ「MDX」デカくて速い日本未導入車の衝撃 北米で販売するホンダフラッグシップSUV試乗

東洋経済オンライン / 2024年8月28日 8時20分

ダイヤモンド・ペンタゴンと呼ばれる大型グリルがアキュラのアイコン(写真:平野 陽)

本田技研工業(以下、ホンダ)が海外市場で展開している高級車ブランド「ACURA(アキュラ)」。8月16日には、モントレーカーウィークにおいて「アキュラ・パフォーマンス・EVコンセプト」や「インテグラ・タイプS・HRCプロトタイプ」を一般公開するなど、主なターゲットとなる富裕層に向けた新鮮な話題を振りまいている。

【写真を見る】ホンダの北米高級ブランド、アキュラのフラッグシップSUV「MDX」の内外装を詳しく見る(17枚)

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アキュラが誇るフラッグシップSUV「MDX」とは

そのアキュラが誇るフラッグシップSUVが「MDX」。現行モデルは2020年12月に正式発表された4代目で、全長が5039mm、全幅が1991mmに達するのに対して、全高は1704mmに抑えられ、大型ながらもシャープなアピアランスを実現。ホイールベースは2890mmで、全車3列7人乗りのシート配列を採用している(数値はいずれもインチから換算)。

MDXの初代は、日本でも「ホンダMDX」として販売されていたので、記憶に残っている読者もいるかもしれない。だが、現行MDXに初代の面影を見出すのはむずかしく、すっかり現代的なSUVとして洗練された印象になっている。

日本であれば、「オラオラ系」とも表現されそうなアキュラの現行デザインだが、その方向性が初めて提示されたのが2016年のデトロイト・オートショーだった。「アキュラ・プレシジョン・コンセプト」というデザイン・コンセプトが示したエッジーなスタイリングは、2018年デビューの3代目「RDX」に採用され、その後のMDXにも継承される。ダイヤモンド・ペンタゴンと呼ばれる大型のフロントグリルが、アキュラブランド全車共通のアイコンとなっている。

MDXにおいては、長いフロントノーズが、さらにその存在感を高めている。フロントガラスの付け根からフロントアクスルまでの距離(ダッシュ・トゥ・アクスル・レシオ)は、先代から4インチ(約101mm)延長され、まるで縦置きエンジン搭載の後輪駆動車のような伸びやかさを生み出している。実際のエンジン搭載方向はもちろん横置きで、駆動方式もFFもしくはSH-AWDというホンダ独自の4WDなのだが、それを感じさせないところが印象的だ。

大幅改良されたプラットフォーム

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