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シャオミ、日本で家電「31製品」も投入の超本気 スマホだけじゃない!ブランド認知に怒濤の展開

東洋経済オンライン / 2024年8月28日 23時45分

高機能なQD-Mini LED技術搭載のテレビを投入(筆者撮影)

中国の大手スマートフォンメーカーXiaomi(シャオミ)が、日本市場で新たな戦略を展開している。8月28日、31種の新製品を一挙に発表した。

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スマホ市場で世界トップを争うXiaomiだが、中国では「小米之家(Mi Store)」というブランドショップを展開し、スマート家電やライフスタイル製品を幅広く販売している。2016年からの大規模なオフライン展開により、中国全土で数千店舗を開店し、地方都市にも進出してきた。

このシャオミの海外での攻勢を、そのまま日本に持ってきたかのような新製品発表会だった。Xiaomi Japanプロダクトプランニング部の安達晃彦本部長は、約30分の登壇で通販番組のように次々と製品を発表。スマートテレビやゲーミングモニター、ロボット掃除機、炊飯器など、“脇役”なスマート家電を主役に打ち出すことに努めたように感じた。

高機能なチューナーレステレビ

筆者の個人的注目はスマートテレビだ。Xiaomiは地上波・BSテレビチューナーを搭載しない、いわゆる“チューナーレステレビ”をau ショップ経由で展開してきた。今回、発表したもチューナーレスでGoogle TV搭載のスマートテレビとなっている。

新製品は3タイプあるが、注目しているのはQD-Mini LED技術搭載の新テレビシリーズ「TV S Mini LED 2025」だ。55、65、75インチの3サイズで展開され、8月28日から予約販売を開始する。

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QD-Mini LED技術は、OLEDに匹敵する高画質と高輝度、長寿命を両立させる新技術だ。512の独立調光ゾーンと1200nitsの高輝度により、高コントラストと豊かな色彩表現を実現。最大144Hzのリフレッシュレートに対応し、120Hzまでのアップコンバートに対応。スポーツ映像などを滑らかに表示できる。Dolby Vision IQ、Dolby Atmosにも対応している。55インチモデルで8万4800円(税込)という競争力ある価格設定も魅力だ。

より安価なテレビ「Xiaomi TV A Pro 2025シリーズ」と「Xiaomi TV A 2025シリーズ」も用意した。「TV A Pro 2025」は43、55、65、75インチの4サイズで、量子ドット(QKED)ディスプレイ技術を採用、約10億色の表現が可能となっている。Dolby Audio、DTS:X音響技術に対応し、もちろんGoogle TV搭載。「TV A Pro 2025」の43インチモデルは3万9800円(税込)からと、非常にお手頃価格で提供される。

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