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台風シーズンも注意「カビ」が生えやすい家の特徴 不快なだけでなく健康にも影響を及ぼす

東洋経済オンライン / 2024年9月1日 12時0分

国内でも「ダンプネス」に関する研究が進められ、高湿度状況下における健康への影響が注目されている。

「カビが生えやすい家」の特徴

衛生面や見た目の不快さだけでなく、私たちの暮らしや健康にも影響を及ぼしかねない「カビ」の存在。

できる限りカビを生えにくくさせるためには、カビが好む状況下を作らないことが重要だ。つまり、①温度②湿度③栄養源の要素を管理することが求められる。

この3要素の中で最も管理しやすいのが②湿度となる。①の温度も一定程度コントロールは可能だ。しかし残念ながら、人間にとって快適な温度はカビにとっても繁殖しやすい環境下となってしまう。

また③の栄養源に関しては、適度な掃除によって対処できる部分もある。多くのカビが人間の皮脂など有機物を好むのに対し、無機物から栄養を得るカビも存在する。つまり栄養源を徹底的除去するのは事実上不可能だ。

その点、②湿度に関しては一定のコントロールはできる。つまり住宅のカビ対策は「湿度」をどのように管理するかどうかに大きく左右されることになる。

では住まいにどのような条件がそろうと「湿気がたまりやすく、カビが生えやすい家」となってしまうのだろうか。以下、着目すべきポイントごとにお伝えしていこう。

<Check1>立地(住宅の建つ場所)

一般的に水分や湿気が発生しやすい場所、通風がしにくく、結露が発生しやすい立地にある家はカビが生えやすい条件下にある。

◆河川や湖、海、田んぼ、湿地帯など水辺に近い場所

◆近隣の住宅との距離が近い、建物や崖、擁壁などが密集しているエリア(他の建物や地形、構築物等の影響で日当たり、通風が悪くなるため)

<Check2>間取り、部屋の条件

同じ住宅内でも部屋の位置によって湿度に差が生じる点にも注意が必要だ。

◆北側にある、周囲の建物影響などで日当たりが悪くなる部屋

◆普段あまり使わない部屋(換気が不十分になりがち)

◆地下室、半地下空間のある家(湿度が上がりやすく夏場は室温が低くなりやすいため、結露が発生しやすい)

◆外壁に面する押し入れやクローゼットがある部屋(湿気がたまりやすく外気との気温差が生じやすいため、結露が発生しやすくなる)

◆寝室 人は寝ている間にコップ1杯以上の汗をかくとされ、湿気がたまりやすい。特に布団の敷きっぱなしは通気も悪くなるため注意が必要

◆和室 畳は湿気を吸いやすい。条件がそろうとカビが生えることも

通気性の悪い家は湿気がたまりやすい

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