1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

人前で話すことになったら考えたい「3つの問い」 覚えておくと便利なフレーズ「THE POWER OF ○○」

東洋経済オンライン / 2024年9月5日 15時0分

人前で話すことが決まったとき、押さえるべき3つのポイントについて解説します(写真:ロイター/アフロ)

あなたが人前でプレゼンテーションをすることになったとします。まずは何からはじめますか?

● 話す内容を考える
● スライドに使用する写真など素材を集める
● スライドを作成する
● アニメーションやBGMを探す
● 台本を書く
● 質疑応答の想定問答をつくる
● ボイストレーニングをする
● 表情トレーニングをする
● 緊張対策に取り組む

……などなど。

もちろんどれも、欠かせない工程です。しかし、もっと大切なことがあるのです。

※本記事は矢野香著『世界のトップリーダーが話す1分前までに行っていること』の内容を一部抜粋・再編集したものです。

人前での話を成功させるカギは「話す目的」

もし「来週、今やってる業務について役員にプレゼンして」と言われたら、あなたはどう思うでしょうか。

「やった!チャンスが来たぞ」とポジティブに受け止めるか。

「え!急にいわれても無理!!」

「何からやればいいかわからない……」と不安が先に立つか。

いろいろと頭を駆け巡ることがあることでしょう。

人前で話すことが決まったとき、不安に思う方の多くは「うまく話さなきゃ」ということに囚われてしまっています。これが失敗する原因です。

そのプレゼンが失敗できない「ここぞ」という局面であればあるほど最初に絶対にしなければならないこと。それは、以下の3つをよく「考える」ことです。

① 目的は何か
② メインメッセージは何か
③ あなたは誰か

あなたも実際に自分が話す場面をイメージしながら、一緒に考えてみてください。

プレゼンはプレゼント

① 目的は何か?

そもそも、なぜあなたはそのプレゼンをするのでしょうか。目的は何でしょうか。

「プレゼンをすることになったから」

これでは、プレゼンをすること自体が目的になってしまっています。そうするとうまく話すことを目指してしまいます。「声を大きくする」「滑舌を良くする」といった「話し方」をメインに考えます。

「緊張するなぁ、嫌だなぁ」「ふぅ、やっと終わった」という思考を経るのはすべて、プレゼンをすること自体が目的だからです。

「伝わる人」は、そんなに一人よがりではありません。プレゼンとは、ご存じのように「プレゼンテーション」の略。英語で「表現、提示、紹介」という意味です。広辞苑(第7版)にも「会議などで、計画・企画・意見などを提示・発表すること」として掲載されています。

ビジネス用語としての「プレゼンテーション」は、アメリカの広告業界で使われ始めました。広告主に対して現段階ではまだ目に見えない「広告企画」を提案し採用してもらうため、つまり顧客を獲得する目的で広まっていきました。現在では、広告業界に限らずさまざまなビジネス場面や教育の場でも一般的に行われています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください