ホンダ「N-VAN e:」電動化で激変した走りに驚愕 見た目や魅力そのままで中身は別物に進化した
東洋経済オンライン / 2024年9月6日 9時0分
商用からレジャー用途まで、幅広いニーズに対応する人気の軽商用バンが、本田技研工業(以下、ホンダ)の「N-VAN(エヌバン)」。そのBEV版「N-VAN e:(エヌバン イー)」を、2024年10月10日の発売に先駆けて試乗した。
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新型N-VAN e:は、助手席側のセンターピラーをなくした大開口部、フラットで低いフロアや高い天井がもたらす大容量の荷室空間など、従来のガソリンモデルが持つ主な特徴を継承。環境への配慮はもちろん、より静かでスムーズな走りや給電機能など、EVならではの価値を付加したモデルだ。
ガソリンモデルのN-VANオーナーである筆者は、以前からこの新型BEVが気になっていたが、今回ようやく試乗が実現。同じ軽商用バンながら、ガソリン車とはまったく別次元ともいえる走りに驚いた。
では、実際にN-VAN e:の乗り味は、どんな点が従来モデルと異なるのか。栃木県にあるホンダのテストコースで実施された報道関係者向け体験試乗会に参加し、乗ってみた印象などをお届けしよう。
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N-VAN e:の概要
N-VAN e:のラインナップは、4人乗り仕様車に、スタンダードタイプの「e: L4」と、ファッショナブルな印象を加味した「e: FUN」を設定。また、商用ユースに特化した仕様として、運手席のみの1人乗り仕様車「e: G」と、前席2人乗り仕様車「e: L2」も用意する。いずれも駆動方式はFFのみだ。
ガソリン車でいえば、e: L4はスタンダード、e: FUNは筆者も乗っているFUNグレードに相当。e: Gやe: L2はBEVのみの設定となる。また、ガソリン車の場合は、NA(自然吸気)エンジン搭載車にスタンダードのGとL、FUNに加え、アウトドア・テイストを盛り込んだFUNの特別仕様車「STYLE+ NATURE」も用意。さらにターボ車のFUN・ターボもあるほか、全タイプにFFと4WDを設定。また、オートマチックのCVT車に加え、GとFUNには6速MT(マニュアル・トランスミッション)車も揃え、多様なニーズに対応している。
N-VAN e:と従来のガソリン車では、外観的に大きな差はない。e: FUNは、ガソリンのFUNグレードと同じく、愛らしさも演出する丸目LEDヘッドライトを採用。e: L4やe: G、e: L2は、ガソリンのスタンダード車と同じハロゲンタイプのヘッドライトを装備する。
フロントグリルに2つの充電口を装備
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