ホンダ「N-VAN e:」電動化で激変した走りに驚愕 見た目や魅力そのままで中身は別物に進化した
東洋経済オンライン / 2024年9月6日 9時0分
N-VAN e:の外観上でガソリン車と大きく異なるのはフロントグリル。普通充電と急速充電の2つの充電口を設けたほか、ブラックをベースに白や青、赤などの点模様が入った新型を採用している。これは、リサイクル材を使用することで、環境にも配慮したものだ。色付きの点々は加工時にできるのだが、その模様は1台1台違っており、これにより愛車に特別感を演出する効果も狙っているという。
また、1370mmの荷室高を確保するなど、N-VAN e:は室内の広さや使い勝手の良さもガソリン車と同等だ。とくにガソリン車のN-VANは、通常は後席や荷室下にある燃料タンクを前席下へ配置する独自技術「センタータンクレイアウト」を採用し、軽商用バンとしてトップクラスの広い荷室空間を持つことが魅力だ。また、後席シートだけでなく、助手席側シートにもダイブダウン機構を採用。3席ともに、背もたれを前に倒し、シート自体をフロアに収納する機能を持つことで、ほかの軽商用バンにはない、フラットで広々とした荷室を作り出すことも可能としている。
新型のN-VAN e:では、バッテリーを薄型化し、床下へ搭載することで、荷室の広さだけでなく、N-VAN独自のダイブダウン機構なども継続採用。これらにより、BEV版でも、ガソリン車と同じく、配送業などの商用ユースだけでなく、キャンプやアウトドアスポーツなどのレジャー用途で使うユーザーもターゲットとしている。
N-VAN e:では、さらにBEVならではの付加価値として、出先でホットプレートや電気ケトルなどの家電を使うことも可能。オプションのAC外部給電器「ホンダ パワーサプライコネクター(Honda Power Supply Connector)」を普通充電口に差し込めば、最大出力1500Wの外部給電を行うことができ、野外でのレジャーはもちろん、災害時などにも役立てることができる。
変更点の多い運転席まわり
そんなN-VAN e:だが、今回は4人乗りのe: L4を試乗した。室内は、ドア内張りや荷室の壁などに、縦のビードデザインを採用。ガソリン車の内装と比べ、より広さを感じるとともに、荷物の積み卸しなどでできるキズも目立ちにくそうな印象だ。
また、エアコン操作部やパワーウインドウなど、運転中に操作頻度の高いスイッチ類をインパネ中央部に集中配置。視線や意識を可能な限り運転に集中できる工夫も施している。さらにメーターには、N-BOXと同じ7インチTFT液晶タイプを採用。大きくシンプルな表示により、運転に必要な情報をスムーズに確認することを可能とする。
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