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老親の「"4LDK+S"のゴミ屋敷」驚く片付け過程 「絶対片付けない」と意固地な母親をどう説得?

東洋経済オンライン / 2024年9月7日 10時0分

高齢の母が一人で暮らすには部屋数が多く、モノも増えすぎていた(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

「なんで片付けなアカンの?」

関西地方に住む40代の女性は、遠方の実家に住む母の態度に頭を抱えていた。夫を亡くし、一人で暮らす母は絶望的にモノが捨てられない。このままでは近隣トラブルも起きかねないし、火事にもなりかねない。なにより、一緒にいられないぶん、親には快適な家で暮らしていてほしかった。

本連載では、さまざまな事情を抱え「ゴミ屋敷」となってしまった家に暮らす人たちの“孤独”と、片付けの先に見いだした“希望”に焦点をあてる。

YouTube「イーブイ片付けチャンネル」で多くの事例を配信するゴミ屋敷・不用品回収の専門業者「イーブイ」(大阪府)に、モノを捨てられなくなった親への対応策を聞いた。

動画:「3人分のモノで溢れる一軒家」このままじゃ掃除ができない!娘夫婦が説得 1/2【前編】

   意味の無い整理術や片付けは報われない「3人分のモノで溢れる1軒屋」2/2【後編】

大量の婚礼家具の隙間で寝る70代の母

70代の母が一人で暮らす一軒家は「4LDK+S」と広い。ただ、高齢の女性が一人でその広いスペースを有効活用できるわけもなく、家の大部分は不要品にまみれた状態になってしまっていた。

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生活のほとんどは1階で完結し、2階にある部屋はほぼ物置。寝室は使わなくなった大型の婚礼家具で埋まり、母はその隙間に布団を敷いて眠っていた。

どんな経緯で実家を片付けるに至ったのか。今回の依頼者である娘(40代)が話す。

【写真】本棚にはゴキブリの糞がこびりつき…物置部屋は段ボールまみれ。それがすっきり生まれ変わった!【ビフォーアフターを見る】(24枚)

「お父さんが2019年に亡くなって、お母さんが1人で住むっていう形になったんですけど、その前におばあちゃんもいたので、タンスやら何やら荷物の量がすごくて。掃除するといってもモノが多すぎてどうにもできない状態で。自分ら(娘夫婦)でやろうと思っても遠方なのでなかなかできませんでした」

とにかく母には快適な暮らしを送ってほしい。それに、自分たちも安心して暮らしていたいという気持ちもある。しかし、片付けはうまくいかなかった。ときどき実家に戻っては母を説得し、いらないモノの仕分けをしていくように伝えたが、間を空けて再び実家に戻ってみても状況は何も変わっていなかった。

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