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びっくりドンキー「545円朝食」で待ちわびた甘い朝 コロナ禍開始のモーニングがさらに進化していた!

東洋経済オンライン / 2024年9月7日 8時0分

味はみなさんご存じの「レギュラーバーグディッシュ」そのままで、量だけ少なめ。大根のサラダはシャキシャキで、てっぺんのマヨネーズはすっぱさ控えめで濃厚。マヨネーズに申し訳程度にふりかけられた白ごまで香ばしさや風味がアップします。

ハンバーグは平たく伸ばして、ラグビーボール型に成形。お箸でも食べやすい厚みです。「フォークとナイフでいざ!」というハンバーグもご馳走っぽさがあっていいのですが、「ハンバーグとライス、サラダをワンプレートでお箸を使って食べる」というのは、他店にはないコンセプトでカジュアルさが嬉しい。

【その他の画像も】「イチゴホイップが最高!」「コーヒーも自社工場での焙煎」…。びっくりドンキーの「545円モーニング」はこんな感じ

牛と豚を独自の配合でブレンドした合いびき肉は、しっとり柔らかで肉汁たっぷりです。ハンバーグソースも「実はかかってました」ぐらいの控えめさなのに、しっかりおいしい。ハンバーグをお箸で割って口に入れると、ふわぷりの食感とともに、目には見えない飴色玉ねぎの旨みが広がります。硬めに炊いたライスを、お皿のくぼみにたまったソースにつけて食べると、これまた絶品なのです。

ワクワクテーマパークから、落ち着けるいつもの店へ

今回筆者が訪れた店舗は、都心の駅チカ路面店で、5月にオープンしたばかりの店舗です。以前も並びにお店があったのですが、いつの間にか閉店して今回の店舗にお引っ越ししていました。

私のなかでは「びっくりドンキー」というと、店の雰囲気込みで楽しみに行くテーマパークのような印象があったのですが、徐々にそのイメージが変化してきています。

以前の店舗は天井に古びた自転車がディスプレイされていたり、岩を模した壁や、レンガにウッドフェンスなど、アメリカの開拓時代にタイムスリップしたような、インディージョーンズの世界を探検するような演出がされていました。

今回の店舗は、壁一面にネイビーグリーンのウィリアム・モリスの壁紙が貼られ、建具はツヤツヤの焦茶色。広々とした店舗なのに、落ち着いた空間に仕上がっていました。まるで「赤毛のアン」の世界。男心くすぐる大冒険活劇から、少女文学へと大幅なイメチェンです。

月曜日の朝10時頃。広い店舗なので全体を見渡すことはできませんでしたが、筆者のまわりのテーブルは、ひとつとばしで埋まっています。驚いたのはカップル、ファミリーだけでなく、1人客も複数いたこと。

「友達や家族、大人数でたまに行く、テーマパーク的なお店」ではなく、「1人でも入りやすく、居心地よくすごせる、いつも行くお店」にシフトしていっているのだなと感じました。

4人掛けの席に1人で座り、ゆっくりモーニングを食べたのち、スマホを眺めながらコーヒーを飲む。並んで注文するセルフオーダー式のカフェチェーンや、カウンター席で食べるファストフード店にはないゆとりが、そこにはありました。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

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