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松山英樹も契約、住ゴム「スリクソン」急成長の訳 「期待されていない」存在から世界のブランドへ

東洋経済オンライン / 2024年9月8日 8時0分

フェデックス・セントジュード選手権で優勝、賞金360万ドル(約5億2200万円)を獲得した松山英樹(写真:James Gilbert/PGA TOUR via Getty Images)

パリ五輪銅メダリストの松山英樹が主戦場としている、アメリカ男子ゴルフのPGAツアー。

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8月にはフェデックスポイントの上位だけが参加できるプレーオフシリーズが行われ、ランキング8位の松山は第1戦のフェデックス・セントジュード選手権で通算17アンダー、2位に2打差をつけて優勝。賞金360万ドル(約5億2200万円)を獲得した。続く第2戦は腰痛のため棄権したが、最終戦は9位タイで2024年シーズンを終えた。

年間獲得賞金は約16億3000万円

今シーズンを振り返って「よく頑張ったと思います」と話した松山。年間獲得賞金1123万7611ドル(約16億2945万円)は、過去最高額。賞金ランキングは3位だった。

これまであまりメディアで多く取り上げられなかったゴルフだが、オリンピックの銅メダルを皮切りに、賞金金額の高さにも注目が集まっている。

さて、そんな松山の活躍を見るたびに、キャップ正面にある「SRIXON(スリクソン)」のロゴマークが気になっている人も多いのではないか。

ほかにも、日本人選手でいえば、星野陸也や稲森佑貴、勝みなみなどもSRIXONのロゴのついたキャップやサンバイザーをかぶっている。ゴルフ愛好家なら、SRIXONがどんなブランドか知っているだろうが、ゴルフをしない人にとっては、ほとんど見る機会がないかもしれない。

いったいどんなブランドなのか、松山とゴルフ用品使用契約を結ぶ、住友ゴム工業株式会社スポーツ事業本部・ゴルフビジネス部・ゴルフクラブビジネスグループ部長、飯島賢一氏を取材した。

世界戦略ブランドの位置付け

SRIXONブランドの商標は住友ゴム工業株式会社が持ち、同ブランドのゴルフ用品を開発・生産・販売している。松山もゴルフボール、ゴルフクラブ、キャディーバッグなどを使用している。

住友ゴム工業が持っている主なゴルフブランドには、SRIXONのほかにXXIO(ゼクシオ)がある。アマチュアゴルファー向けの上質感のあるブランドのXXIOに対し 、SRIXONは世界戦略ブランドとしての位置付けとなっている。

ところで、住友ゴム工業といえば「DUNLOP(ダンロップ)」を思い浮かべる人が多いのではないか。

実際、DUNLOPは主軸のブランドであり、主要事業のタイヤでお馴染みの名前だ。世界展開するのであれば、グローバルで知られているDUNLOPのほうが、有利のように思われる。

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