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父を難病で失った息子が始めた「ありえない商売」 誰も思いつかなかった「幸せな人生」の見つけ方

東洋経済オンライン / 2024年9月11日 9時0分

このプロジェクトにより、患者は自分の希望をしっかり伝えられるようになった。終末期の計画を明確に文書化することが(患者にとっても介護者にとっても)「よりよい死」につながるならば、日ごろから手紙を書く練習を行う価値はある。人生の苦難を少しだけ楽に乗り越えられるかもしれない。

ここに大きな教訓がある。イギリスの哲学者デレク・パーフィットは、未来の自分とのつながりを考えることで死への恐怖は薄れると考えた。私たちの人生を、互いにある程度のつながりを持つ個々の集合体と定義するのであれば、死はそう恐れるものではないのかもしれない。

私たちは死後も愛する人々の心の中で生き続ける。ほのかな光のように、心に灯り続ける。主に親しい人間関係によって存在し続ける。

他者に伝えた基本的な価値観や印象、あるいは他人が語る物語などを通して、私たちは死後も世界に影響を与え続けることができる。

ハル・ハーシュフィールド:UCLAアンダーソン・スクール・オブ・マネジメント教授

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