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リピート率9割、「濃すぎる鉄道ツアー」の舞台裏 クラブツーリズム「鉄道部」キーパーソンを直撃

東洋経済オンライン / 2024年9月17日 7時0分

大宮駅に停車中の185系。これから都心近郊のさまざまな貨物線と路線を走行していく(筆者撮影)

最近、「クラブツーリズム鉄道部」という存在を知った。クラブツーリズムは大手の旅行会社だが、数多くのクラブツーリズムツアーの中で、特に「鉄道旅」に焦点を当て、個人旅行では乗れないような車両を貸し切ったツアーや、引退車両の走行など、プレミアム感のある鉄道企画を中心に展開しているのが「クラブツーリズム鉄道部」らしい。

【図と写真でわかる】185系で行く貨物線の旅のルート、新金貨物線を走る185系の様子など。最後には恒例の4コマ漫画!

以下は今まで催行されたツアーのほんの一部である。

・第26回貨物線の旅 お座敷列車「華」利用(両国→上野)(2021年6月26日)
・B.B.BASE自転車持込なし 両国→鹿島神宮→銚子→両国の旅(2021年6月25日)


・行商専用列車「伊勢志摩お魚図鑑」(近鉄名古屋→湯の山温泉→平田町→近鉄名古屋)日帰りの旅(2023年5月21日)

あえてマニアックなセレクト

畳に掘りごたつのお座敷車両で貨物線を巡ったり、自転車が乗せられる「B.B.BASE」に、あえて人だけ乗せて千葉まで往復したり、鮮魚列車と呼ばれ、一般人では乗れない行商人専用列車を使ったり。いずれもツアーとしてはあまり聞いたことがないラインナップだ。使う車両も変わっているが、ルートも一筋縄ではいかないところばかり。あえてマニアックなセレクトをしていることがわかる。

【図と写真でわかる】185系で行く貨物線の旅のルート、新金貨物線を走る185系の様子など。最後には恒例の4コマ漫画

これらのツアーについて、私が知らなかったのも無理はない。告知は、X(旧Twitter)でのみしか行われていないからだ。

おもしろそうだったので、さっそく2024年7月15日に開催された「第33回 185系で行く貨物線の旅」ツアーに参加してみた。2017年7月15日に初めて貨物線ツアーを実施してからちょうど7年、記念のツアーでもあるそうだ。

さらにWEBに掲載されたツアー要項には「約2年振りの貨物線ツアーで、クラブツーリズム鉄道部・大塚もご案内いたします」とのうたい文句もあった。どうやらこの大塚さんが、鉄道部の「要の人物」のようだ。

ところでサイトに書かれたツアー内容は、以下の文字情報のみだった。

予定
【集合場所】JR大宮駅西口1階出口階段横(8:50)大宮駅(9:37発)—<東北本線><東北貨物線>—田端信号所—<常磐貨物線><常磐線>—金町駅(折返し)—<新金貨物線>—新小岩信号場—<総武本線><外房線>—誉田駅(折返し・扉開放)—<京葉線><武蔵野線><武蔵野南線><横須賀線>—横須賀駅(折返し)-品川駅(18:03着)【到着後、改札を出て解散】

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